※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ブラック・ローズ(BLACK ROSE)が、1993年にリリースした1枚目のアルバム『Fortune Favours The Brave』の6曲目に収録。
「ブラック・ローズ」といえば、まずはシン・リジィの名作を想起させるワードですけど、いくつかのバンド名としてもつけられています。ジャンルも様々ですが、メタル系でしたらNWOBHMバンドに存在しますね。
今回ご紹介する”ブラック・ローズ”は北欧メタルのバンドで、1990年にスウェーデンのファーゲルスタで結成されました。当初は専任の鍵盤奏者を擁する5人組で、この編成では10年ほど活動を続けました。
活動開始後にデモ音源を2枚作ったのち、初の正式音源となったのが、デンマークのバムス・レコーズというインディーレーベルからリリースした本デビュー作『Fortune Favours The Brave』でした。
ジャケットに写る5人のメンバーの風貌が、90年代ロックのトレンドとは程遠い80sの北欧メロハーライクな雰囲気を漂わせていますが、見た目通りにサウンドの方もメロハー、メロディックなメタルを標榜していました。
方向性はいいんですけど、正直クオリティはまだまだ未熟でサウンドプロダクションもデモレベルの劣悪さなのは否めません。それでも北欧メタルの伝統を紡ぐ気概を感じさせ、磨けば光る可能性も見て取れるでしょう。
今回ピックアップした「Love Is a Changer」は、コンパクトながら北欧伝統の透明感を湛え、フレッシュな感性も光るメロディアス・ハード・ロック・チューンです!タリスマン辺りのメロハー楽曲に通ずるムードも漂わせていますね。
もう少し全体のクオリティが高く、日本と繋がりのある海外のレーベルからリリースしていれば、当時日本のゼロコーポレーション辺りが目をつけてライセンスしていてもおかしくない気がします。
それから地道に活動を続け、2002年にリリースした『Black Rose』ではレベルアップした姿を披露。さらに鍵盤奏者が脱退しよりメタル度が増した好作品を重ね、近年も活動しており、ストリーミングでも聴けるので機会があれば紹介したいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!