※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・シンガー、スティーヴン・パーシー(Stephen Pearcy)が、2018年にリリースした通算7枚目のソロアルバム『View To A Thrill』9曲目に収録。
本日7月3日に67歳の誕生日!を迎えたということで、今回はラットのスティーヴン・パーシーのソロワークで行ってみましょう。ラットやスティーヴン関連は色々と過去コラムでご紹介してきましたね〜。
スティーヴンは言わずと知れたラットでのLAメタルムーブメントにおける栄光のキャリア、アーケイド、ヴァーテックスといった別バンドでのキャリアを経ながら、再始動や分裂を繰り返すラットとも並行してソロ活動も邁進してきました。
ソロ作もスティーヴン自身のレーベルであるトップフュエルレコーズを中心に厳密に何枚出したか定かでないほど散発的にリリースしていて、作品の方向性も微妙に異なりますが、全てに共通しているのは「あの声で歌えば、とりあえず全部ラットに聴こえがち(笑)」。
個性的なシンガーは数多いますけど、スティーヴンの場合ヘタウマに聴こえてしまう(良い意味で!)歌いまわしや声質が独特過ぎて、「ラットの声」として完全に刷り込まれてるんですよね~。逆にラットの楽曲をスティーヴン以外が歌ったとしても、違和感があり過ぎてまったくラットっぽく聴こえないという現象が起こってしまいます。
もう笑えるレベルのお家騒動を繰り広げたラットですけど、スティーヴンの存在こそがラットらしさを最大限醸し出してるのは間違いないですから、スティーヴンの元でみんな仲良く(汗)活動するのが誰にとってもウィンウィンだと思うんですけどね~。
ということで、今回ピックアップした「I'm a Ratt」は、その曲タイトルから強いメッセージを感じずにはいられない(笑)スティーヴン流儀のハード・ロック・チューンです!「俺がラットだ!」ですからね~。ホントその通りです(笑)。
あまりに力強いタイトルに全部持っていかれますけど、楽曲の方も「ラットンロール」っぽさ全開でドライヴ感のある、ノリの良い80sライクなテイストの楽曲に仕上がっているのは流石ですね~。
近年は健康問題にも悩まされてきたスティーヴンですが、まだまだ若々しく元気にライヴをこなしている映像も散見されるので、これからもラットの名曲群を歌い繋いでほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!