※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ミッキー・ラット(MICKEY RATT)が、2005年にリリースしたアルバム『Ratt Era - Best Of』の 14曲目に収録。
今年最後のヘア/グラムメタル括りということで、LAメタルのルーツっぽいところから、今回はラットの前身バンドであるミッキーラットです!(改めてすごいバンド名ですよね笑)。1977年にカリフォルニアのサンディエゴで結成されたミッキー・ラットは、お馴染みのスティーヴン・パーシーを中核にして、様々なメンバーが入れ替わりながら活動を続けていきました。
スティーヴン本人も把握できていないほどかも?しれませんけど、ファミリーツリーを作ればさながらLAメタルシーンの主要な人脈に行き着くことは間違いないでしょうね。数多の歴代メンバーの中に、ジェイク・E・リーがいたのはとりわけ有名でしょう。
ミッキー・ラットはLAに拠点を移し、ラットに名前を短縮してメジャーディールを獲得。一躍スターダムを駆け上がるわけですが、日本ではミッキー・ラット時代の楽曲はなかなか知り得る機会がありませんでした。
そんな中で、当時のバンド名に関する権利問題からスティーヴンがミッキー・ラット名義で、ラット時代のお馴染みの楽曲とともに、ミッキー・ラット時代の4曲をリレコーディングして収録したのが本作です。ゲストにはジョージ・リンチ、トレーシー・ガンズらが参加しています。
その後、やはり権利関係で廃盤状態になってしまったものの、CDで近年再発され、こうしてストリーミングで聴けるようになったのは嬉しい事ですね。今回ピックアップしたリレコヴァージョンの「Dr.Rock」は、キッスを彷彿とさせるシンプルでキャッチーなハード・ロックンロール・チューンです!
1980年にメジャーディールを獲得すべく、「Drivin' on E」とともにシングルとしてレコーディングされ、LAのクラブシーンでファン向けに配布されたようですね。ここではジョージ・リンチがキレのある、らしさ全開のギターソロを披露しています。
ちなみにオリジナルヴァージョンは、『Pre Ratt Days』と題した貴重な4曲入り音源が2007年に世に出ており、こちらに収録されていますが、ストリーミングでも聴くことができます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
オリジナルヴァージョンはこちら!
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