※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ラット(RATT)が、1984年にリリースした1枚目のフルアルバム『Out of the Celler』の 8曲目に収録。
たまたま昨日、つい先日行われたラットのライヴ映像を観たんですが、スティーヴン・パーシーが、風貌にしろ歌唱にしろ意外とイメージを保っていて、悪くなかったんですね。某ドン・ドッケン(汗)とは、えらい違いだなあと感心したこともあり、今回はラットを選んでみました。ラットに関しても前回のウインガー同様に、駄盤括りのみで以前に取り上げていましたので、、、
今さらになってしまいますが、今回はLAメタルの括りでいってみましょう!
言うまでもなくLAメタルの代名詞として、80年代のHM/HRシーンを席巻したRATTですが、筆者はギターを弾いていたためか、“モトリー派”ではなく、どちらかといえば“ラット派”でした。
LAメタルで1枚だけ選んで!と言われると、恐らく『Out of the Celler』を挙げるでしょうね。当時LP盤を買ってきて聴いた時のインパクトは、未だに忘れられません。煌びやかでゴージャスなサウンドとバンドイメージを見て、アメリカから新時代のメタルの波が到来したんだ〜と興奮したものです。
Spotifyの再生回数を見ると、代表曲「Round and Round」が圧倒的に多いのは当然ですけど、他も名曲揃いですよね。中でも今回ピックアップした「The Morning After」は、ラットにしては比較的速いBPMで刻むリフが光る、クールなラット流メタル・チューンです!
スティーヴンの歌メロはいつも通り抑揚がほぼないんですけど(笑)、ウォーレン&ロビンのコードワークが巧みですし、ツインリードも織り交ぜつつ、どこかドラマティックにすら感じるのは流石です。ボビー&フォアンによるリズム隊の疾走感もいいですよね〜。この曲のクレジットを見ると「Round and Round」同様に、ロビン、ウォーレン、スティーヴンの共作なのが納得ですね。
アルバムではB面、後半に収められていますけど、これに続く「I'm Insane」も含め、アップテンポの曲が後半に続く流れが実に俊逸で、本作を名盤に昇華させた大きな要因だと改めて感じます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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