【楽曲紹介】グレイヴ・ディガー（GRAVE DIGGER）「Heavy Metal Breakdown」

※タイトルに「METAL(メタル）」のワードが入った楽曲を紹介していきます！

ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、 グレイヴ・ディガー（GRAVE DIGGER）が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『Heavy Metal Breakdown』の2曲目に収録。

以前、王道のメタル括りでご紹介した『The Ripper』が評価されて、グレイヴ・ディガーはジャーマン・メタル・シーンになくてはならない重鎮として、90年代以降、その存在感を示していきますが、、

80年代のデビュー時は、整合性なんて知ったこっちゃねえ！と言わんばかりに、荒々しい勢いに満ち溢れた、ヘヴィ・メタルとしか言いようのないサウンドをかき鳴らしていました。

ハロウィンなどのメロディック・パワー・メタル系の登場以前、ジャーマン・メタルの１つの形として、グレイヴ・ディガーが示した男臭い無骨なメタルは、アクセプト辺りと並んで評価されるべきものでしょう。

まさにヘヴィ・メタルが好きで仕方がない気持ちが迸る、初期衝動のなせる技ですね〜。演奏にしてもプロダクションにしても、完成度だけで言えば、90年代以降の作品とは比べる必要すらないほどに、まだ稚拙なんですけど、有無を言わさずヘッドバンギングを誘発する魅力を放散しています。

今回ピックアップした「Heavy Metal Breakdown」は、その代表的な徹頭徹尾のメタル・チューンです！メタル括りの楽曲を色々紹介いますけど、いの一番に浮かんだ楽曲の１つがこれでしたね。この開放弦を使った何の変哲も無いギターリフの嵐と、総帥クリス・ボルテンダールの激アツ過ぎる歌唱！この普遍性がいいんですよね〜。

ストリーミングでは骸骨に墓が刺さった（笑）、すげージャケのアルバム自体はアップされていませんけど、初期ベスト作で楽しむことができます！

ぜひ、一度聴いてみてください！