※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
オランダのヘヴィ・メタル・バンド、 ピクチャー(PICTURE)が、1981年にリリースした2枚目のアルバム『Heavy Metal Ears』の1曲目に収録。
NWOBHMに対するオランダからの回答!ちょっと大げさですけど、ピクチャーは登場したタイミングやサウンドの方向的に、そんな印象を与える、正統派ヘヴィ・メタル・バンドでした。
78年頃から活動し、オランダ初の本格派メタルバンドと言ってもいい、レジェンダリーな存在にも関わらず、日本ではマニア以外に、今ひとつ認知されてこなかった気がします。初期の作品群は、ダッチ・メタルファン(そんな括りがいるのかわかりませんけど)のみならず、正統派メタル好きなら、一度聴いても損はないでしょう。
一応当時、このセカンドに関しては、日本盤が後追いでリリースされてまして、”危機からの脱出”という邦題(意味不明なタイトルだなあ〜)がつけられています。ジャケットデザインも異なり、プログハードをイメージさせるような、スペーシーなテイストのイラストになっていますね。
今回はメタル括りということで、ピックアップした「Heavy Metal Ears」は、アルバムのタイトル曲にして、オープニングを飾る、グイグイと押すドライヴ感が心地好い、ど真ん中のヘヴィ・メタル・チューンです!
ギターリフの組み立てやヴォーカルの醸し出す雰囲気は、もろにNWOBHMの影響下にあることが伺えます。サビのタイトル連呼のとこですけど、最後はタメが入り過ぎて、まるっきり演歌みたいな(笑)濃い歌唱になってしまってますね〜。
ちなみに、87年のアルバム「Marathon」には、同郷のヴァンデンバーグで活躍したシンガー、バート・ヒーリングが参加しており、お馴染みの声を聴かせてくれます。こちらもいつか機会があったら、紹介してみたいところです。
ぜひ、一度聴いてみてください!