※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック ・バンド、アイズ(EYES)が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『Eyes』の5曲目に収録。
昨日ジェフのソロ作を紹介しましたが、今日はジェフの数えきれない参加音源の中から、ヘア・メタル括りにぴったりな懐かしのアイズでいってみましょう~。
4人組のアイズは、86年に西海岸LAにおいて、アルディ・ダミヤン(Ds)とスティーヴン・ダハティ(G)らによる、LAロックス名義で生まれました。このLAロックスはシンガーを短期間で次々に変えていて、ジジー・パール、マーク・ボールズ、ジェイムズ・クリスチャン等、その名を知られるシンガーも散見されますね〜。
そのうちの一人がジェフだったわけですが、88年にジェフが出戻った際には、すでにアイズ名義になっていたようです。ちなみにもう一人のジミー・オシェイ(B)は元カコフォニーだったりします。
ジェフもあくまで雇われシンガーだったイングヴェイやKUNIでの活動と違い、このアイズは自らのバンドとして張り切って活動し始めたようですし、いま振り返ると専門誌のレビューが不思議と高かった(汗)せいか、日本のレコード会社もそれなりに気合いが入っていたように感じます。
日本盤にはわざわざボートラでジェフのインタビューまで収録され、一番知名度の高かったジェフによる、LAメタルライクなサウンドを主体とするニューバンドの触れ込みで売り出したわけですね。
とはいえ、時代は90年代に入っていましたからタイミングも悪く、結局さほど話題にもならず、93年にリリースされた2枚目はゼロコーポレーションから発売されましたけど、その直後にジェフも脱退してしまいました。
今回ピックアップした「Young and Innocent」は、キャッチーなリフとメロディが躍動する、80sライクなムードを醸し出すメロディアスなハード・ロック・チューンです!メロディのフックも十分ですし、ジェフが野太いソウルフルな声で歌うだけで、こうした曲調でも味わいが出てきますね〜。
全体には決めて不足は否めない1枚ですけど、他にもダイアン・ウォーレンによるメロディアスなチューンなど聴きどころもありますので、その辺りもストリーミングで味わってほしいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!