Streaming for METAL !

音楽ストリーミングサービス・サブスクで、ヘヴィ・メタル、ハード・ロックを味わい尽くそう!

【楽曲紹介】ダーティ・ホワイト・ボーイ(DIRTY WHITE BOY)「One Good Reason」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。

 

アメリカのハード・ロック・バンド、ダーティ・ホワイト・ボーイ(DIRTY WHITE BOY)が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『Bad Reputationの9曲目に収録。

 

個人的に大好きだったバンド、ジェフリアで熱い歌唱を披露してくれていたシンガー、デヴィッド・グレイ・エンズレー。デビューから成功を収めるも、アルバム2枚発表後、レーベルであるカサブランカを主宰するジーン・シモンズの意向により、デヴィッドは追放されてしまい、、バンドはハウス・オブ・ローズへと変貌していきます。

ソロ活動に舵をきったデヴィッドを誘ったのが、新バンド結成を画策していたオートグラフのドラマーだったケニー・リチャーズと、デヴィッド・ボウイジョン・レノンを始め、有名アーティストとのセッションで知られるギタリスト、アール・スリックでした。

 

ベーシストにはチープ・トリックのピート・コミッタも候補に挙がるも、最終的に無名のF.カーク・アレイに決定。当初チャイナ・ブルと名乗っていたようですが、フォリナーの楽曲を想起するダーティ・ホワイト・ボーイとなり、デビュー作を完成させました。

 

結果的にダーティ・ホワイト・ボーイは、80sのメタルシーン、ロックシーンで一定の成功を収めたメンバーを中心としながらも、音楽性を異とするユニークな集合体となりました。それだけに音楽性は想像しにくいですが、70年代の飾らない古き良きハード・ロック風味をベースにしつつも、名手ボー・ヒルのプロデュース効果も相まって、隠しきれない80s感が心地よい、アメリカン・ハード・ロックが展開されています。

 

今回ピックアップした「One Good Reason」は、アルバム中で最もキャッチーかつメロディアスで、どこか懐かしい穏やかなムードを漂わせたハード・ロック・チューンです!

 

デヴィッドのジェフリアと変わらぬ熱唱ぶりが、こうしたタイプの楽曲にも、えも言えぬ深みを与えてくれます。ケニーとアールのツボを得たプレイも流石の安定感ですね〜。

 

ある種のプチスーパーグループとして、それぞれの80年代での成功体験を超えるぞ~と、張り切ってスタートしたであろうバンドでしたが、90年デビューというタイミングの悪さでアルバムのセールスは思わしくなく、、、結局この1枚を残して消えてしまいました。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

One Good Reason

One Good Reason

  • ダーティ・ホワイト・ボーイ
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes