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【楽曲紹介】イージー・リヴィン(EZ LIVIN')「Take Me」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。

 

ドイツのハード・ロック・バンド、イージーリヴィン(EZ LIVIN')が、1991年にリリースした1枚目のアルバム『After the Fireの10曲目に収録。

 

本作は当時日本盤は発売されず、輸入盤で買って良く聴いたアルバムでしたが、最近になってストリーミング解禁されましたね。

 

イージーリヴィンは、ジャーマン・メタル・シーンでお馴染み、当ブログでも楽曲を何度か取り上げたボンファイアーのギタリスト、ハンス・ツィラーを中心に結成されました。ドラムのドミニク・フルショーストもボンファイアー、さらにはカクメン時代からの盟友ですし、ボンファイアーから派生したバンドであるのは明確でしょう。

 

その音楽性も多少は違えど遠からずといった具合で、80sのメインストリームを行く、US勢のヘア・グラムメタル的な煌びやかさを主軸にしつつも、ハンズのギターを核にしたエッジと欧州らしい抒情性をしっかり併せ持っています。音像としてはストライパー辺りに近い感触も覚えますね。

 

加えて、キーボード奏者も加えて、よりメロディアスさを加味したのがイージーリヴィンの特徴といえます。曲によって表情も異なるため、今回は便宜的にヘア/グラムメタル括りでご紹介していますが、ジャーマンのメロハーといっても差し支えないでしょう。

 

シンガーのピーター・ヘンリックはのちにS.O.Sというバンドで活動していますが。声通りの良い若干しゃがれた特徴的なハイトーンボイスで、ボンファイアーの楽曲を歌っても違和感がなさそうですよね。

 

今回ピックアップした「Take Me」は、アルバム中で最もメロウな印象を与える、メロディアスな良質なハード・ロック・チューンです!せつなく哀愁のあるメロディやコード進行は、デフ・レパードの「Photograph」辺りも彷彿とさせるテイストを感じるでしょう。

 

前述通り、これだけの良質なデビュー作品にもかかわらず1枚のみで終わってしまいましたが、2014年に再結成となる2枚目を突然リリース。シンガーにアクセプト、バンガロークワイアのデヴィッド・リースを迎えるなどメンバーも一新、ハモンドが響き渡る70s寄りのハード・ロック色も強めています。こちらもストリーミング解禁中です。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Take Me

Take Me

  • EZ Livin'
  • ハードロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes