※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
アメリカのハード・ロック・バンド、ヴァン・ヘイレン(VAN HALEN)が、1986年にリリースした7枚目のアルバム『5150』の5曲目に収録。
今回も週末は「Summer」のキーワードが入ったHM/HR楽曲を聴いて、涼しくなっていきましょう〜。前回はY&Tの夏曲(笑)をご紹介しましたが、ヴァン・ヘイレンにもこっそり?夏うたがありました〜。
そんなシーズンソングが今回ピックアップした「Summer Nights」です!Y&Tと同じような時期にリリースされていますけど、80sのメタルブームの真っ只中、栄華を誇ったバンド達はウキウキ気分で夏向きの楽曲を作ったんですかね。
ヴァン・ヘイレンの「Summer Nights」は、説明不要のメガヒット作に収められており、ファンならば馴染み深い楽曲かもしれません。実はアメリカでシングルカットもされていますが目立ったチャートアクションがあったわけでなく、「Dreams」「Why Can't This Be Love」といった誰もが知る有名曲に比べると、あまり目立たない1曲と言えるでしょう。
Spotifyの現時点での再生回数をみると約1500万回と十分に多いとはいえ、「Why Can't This Be Love」が約1億3000万回、「Dreams」が約6600万回となっています。
楽曲の方はタイトルのイメージに比して、意外にもエディのヘヴィなリフワークと重たいリズムで構成されています。エディのギターソロはテクニカルかつ変態なフレーズも繰り出していて、『5150』の中でも比較的ハードエッジなヴァン・ヘイレンの魅力を味わえますね。
とはいえ、サミーとマイケルの突き抜けるようなコーラスワークが光るサビといい、夏のドライブのお供にぴったりのキャッチーさも十分で、タイトル通りに夏の夜に聴きたムードもしっかり兼ね備えています。
『For Unlawful Carnal Knowledge』は再発企画のおかげで、再評価の機運が高まりましたが、同作を含むサミー期4作の紙ジャケCD発売が決定したようです。間もなくサミーの来日公演も近づいていますし、この機会に『5150』も有名曲以外に細部まで味わい直したいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!