10月に大阪、横浜、東京での来日公演が予定されているジャーニー。武道館公演はソールドアウト、追加が発表されるなど変わらぬ日本での人気ぶりを示していますけど、なんだか、きな臭いニュースが飛び込んできました~。
一件落着で解決したはずだった、ニール・ショーンとジョナサン・ケインの法廷闘争が、なんと再び蒸し返され、またまたジョナサンがニールを訴えた!というんですから驚きです。
2022年に勃発した前回の法廷闘争では、ニールがバンドの金を使い過ぎていることをジョナサンは訴え、長期間の対峙の末にようやく和解に至っていました。ドラムのディーン・カストロノヴァは、この騒動を振り返って「2人は兄弟の絆を取り戻した」とコメントしてましたし、最近のニュースでジョナサン自身もトラブルを振り返り、「音楽は音楽だから、他のことに邪魔されないように分けて考える。別々の考えがあっていい」なんて、物わかりの良い発言をしていました。
見たところ今回の訴えも前回と大筋は同様で、「おいニール!お前さ、バンドのクレジットカード使って、好き勝手に贅沢三昧してんじゃね~よ!」(笑)ということらしいんですね
なにやら一例として、ジョナサンの言い分によると、バンドのツアーで泊まるホテルの部屋代が上限で20万程度なのに、ニールは一晩で150万!も使ったらしいんですね。他にもプライベートジェットに数千万円!使ったり、予期せぬ出費で浪費しまくりなんだとか。。
結果、現在進行形のスタジアムツアーのスタッフに給料が払えず、やめるスタッフが出てしまったり、プロダクションの費用が払えないなど、バンドが機能不全に陥っていて、バンドの財政的にもいつ崩壊するかおかしくないと。。
さらに驚いたのが、「Wheel In the Sky」でジョナサンがリズムギターを弾くか弾かないか、ニールとの意見相違があったと、金銭面のトラブルだけでないすれ違いも告白しているのが気がかりですね。
ニールにはニールの言い分があり、お互い弁護士を立てて法廷闘争しながらツアーを続けているものの、さすがにバンド内がアンコントロール状態のようで、日本公演後の英国ツアーはキャンセルになってしまいました。
どちらの言い分が正しいのか、なんとも言い難いですけど、改めてこのクラスのビッグネームのバンドとなると、もはや1つの大企業であり、巨大なミュージックビジネスなんだなあ~と改めて思い知らされます。ジャーニーはバンドやツアーのドキュメント映像が残されていますけど、そうしたものを観て内実の一部の知るだけでもビジネスとしてのバンド運営の大変さを痛感させられますし、今回の騒動がリアルに響いてきます。
揉めながらもツアーという「旅」を続けている事実も凄まじいところですよね。このクラスのバンドになると、楽屋は各メンバー別々ですし、ステージ上以外で顔すら合わせないのは珍しくないとはいえ、訴えている、また訴えられている人間とステージを共にして音楽を奏でるとは、、バンドってなんだろうって考えさせられますよね。
日本公演が怪しくなってもおかしくない状況ですが、今のところキャンセルは英国ツアーだけとのこと。チケットを買ったファンにしてみれば、無事に来日が終わってほしいところでしょうけど、必然的にニールとジョナサンのステージ上での動きにくぎ付けでしょうね~。
まかり間違って、2人で肩を組んだり、目配せして笑いあったりしてたら、それはそれでプロフェッショナル過ぎるというか怖すぎでしょう(笑)。昔のドッケンのドンとジョージじゃないですけど、仲たがいしてるのを前提でスリリングにステージを楽しむ、それもロックならではのレアな経験になるかもしれません(笑)。
まあ、外から見てると何ともしょーもない(汗)この内輪もめが、どこに帰着するのかわからないものの、ジャーニーが生み出した素晴らしい音楽を汚す前に解決してほしいものですね。
今回はこの曲タイトルのようにならないように祈りつつ、Spotifyの再生回数が約3100万回の不朽の名曲を貼っておきたいと思います!