※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュメタルを紹介していきます。
スイスのスラッシュ・メタルのトリオ、CORONERが1989年にリリースした3rdアルバム『No More Color』の7曲目に収録。
当時買ったビクター盤のCDは、2ndと謎のカップリングになっていた記憶があります。テイチクも、違うバンドまで組み合わせた、意味不明なカップリングCDをリリースしていましたね。
今回のコロナ禍で、真っ先に思い浮かべたのがコロナビールではなく、、こちらのバンド「コロナー」のことで、思わずストリーミングで久々に聴いてしまいました。
改めて感じたのが、当時としては結構斬新なことをやってるバンドだったんだなあということでした。基本はスラッシュなんですが、そこにとどまらず、プログレッシヴでテクニカルで、作を追うごとに多様な音楽を取り入れ、トリオとは思えない緻密な構成力には圧倒されます。
CORONERが在籍したNoiseレーベルの他のバンドに比べて、何故かマニア向けのバンドにとどまったのが残念でなりませんが、トリオ編成で玄人好みの音楽性が逆に仇になってしまったのかも知れません。
来日もしていないですが、嬉しいことに2010年にリユニオンされ、ベース・ヴォーカルのRon Broder とギターのTommy Vettarliは在籍しているので、一度ライヴが見てみたいですね〜。
アルバム単位で聴くアーティストのイメージもあるので、1曲セレクトは意外と悩みますね。今回の「Why It Hurts」は、CORONERにしては珍しくストレートに激しく疾走するスラッシュチューン、と思いきや、ギターの変態フレーズを挟みながら、やはり一筋縄ではいかない仕掛けがいくつも登場して痺れます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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