※タイトルに「METAL(メタル）」のワードが入った楽曲を紹介していきます。
カナダのヘヴィ・メタル・トリオ、EXCITERが1983年にリリースしたアルバム『Heavy Metal Maniac』の3曲目に収録。
80年代の前半、まだスラッシュ・メタルが生まれていない時代に、最もスピード感のあるメタルを奏でていたバンドの一つが、このEXCITERでした。重さより速さに拘ったスピード・メタルと呼べるサウンドが特徴ですね。
EXCITERというと、初期のアルバムジャケットがすぐに思い浮かんでしまいます。『Heavy Metal Maniac』の、リストバンドした男がナイフでマーシャルを切り刻んで、血が滴ってタイトルになってるのとか、『Violence & Force』の、同じくナイフを持ったリストバンドした奴の腕が、ドアに挟まってるのとか、センスが最高過ぎ（笑）
ドラムのDan Beehlerが、つのだ☆ひろ状態で、ヴォーカルを兼任してる、初期のトリオ編成は特にいい感じですし、サウンドもイメージも、真性メタル好きが愛してやまない要素に溢れています。
今回ピックアップした「Heavy Metal Maniac」は、アルバムのタイトルチューンで、EXCITERの代表曲です。このアルバムは、ちょっとギターのスタイルを考えるとイメージと違いますが、シュラプネルレコードからのリリースだったんですね。
今聴いても十分にスピーディーな曲調の中で、徹頭徹尾騒々しいリフで押しまくる潔さが、いつ聴いても、問答無用にヘッドバンギングを誘発します。それにしても、この風呂の中にいるようなエコーかけまくりのヴォーカルと、フランジャーをシュワシュワと掛けすぎた（笑）ギターのサウンドメイキングが、暑苦しさに磨きをかけてます！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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