これぞ80s!のイメージなヘア/グラムメタル系を紹介していきます。
アメリカ・ロサンゼルスのHM/HRバンド、ROUGH CUTTが1985年にリリースしたアルバム『Rough Cutt』の5曲目に収録。
全盛期の活動期間が短く、発表したスタジオアルバムも2枚のみだったROUGH CUTT。それでも、LAメタル黎明期から活動していたことや、のちに様々バンドで活躍するメンバーの在籍もあり、LAメタルシーンの重要バンドに位置づけられています。
初期には、ギターにJake E. LeeやGIUFFLIAで活躍するCraig Goldyが在籍していましたし、キーボードで、DIOのClaude Schnellも在籍しました。2000年の再結成では、元AEROSMITHのギター、Jimmy Crespoの名前も出てきます。
デビューもメジャーレーベルのワーナーからで、華々しかったですね。バンドのマネジメントがRonnie James Dioの奥さんのWendyということもあり、Ronnyとの共作ナンバーも収録されています。プロデューサーにはJUDAS PRIESTでお馴染みのTom Allomと、まさに鉄壁の布陣という感じですね〜。
ROUGH CUTTといえば、Janis Joplinのカヴァーまで歌いこなす、ソウルフルヴォイスが特徴のPaul Shortinoでしょう。あのチャリティー企画の「スターズ」にPaulが参加した時も、プロデューサーのRonnyが、Paulのヴォーカルを気に入っている様子がわかりました。85年に日本で行われた、「スーパーロック85」での共演も、Ronny絡みなんでしょうね。
今回 ピックアップした「Cutt Your Heart Out」は、ROUGH CUTTには珍しい、アップテンポのメタルナンバーです。これ、Mötley Crüeの「Live Wire」に、リフがめちゃくちゃ似てますね(笑)。3分にも満たない曲ですが、アルバムがミドルテンポの渋めの曲が多いだけに、いい意味で意外性があって、群を抜く恰好良さを感じることができます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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