※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 ウォリアー(WARRIOR)が、1985年にリリースした1枚目のアルバム『Fighting for the Earth』の1曲目に収録。
LAメタルムーブメントにおいて、数多の能天気なパーティー系メタル群とは一線を画す、ヨーロピアンテイスト溢れる正統派メタルを標榜したのが、このウォリアーでした。マリス、アーマード・セイント辺りと並ぶ貴重なバンドでしたけど、ウォリアーの場合、LAメタルらしい華やかさも多少は感じさせる絶妙のバランスを保っていたように思います。
実際ヨーロッパのユーゴスラビアでも、同時期に”ウォリアーズ”というバンドが活動しており、ちょっとややこしかった覚えがあります。どちらも結構気に入って愛聴してましたけど、ウォリアーといえば、まず日本ではLAメタルシーンのこちらが想起されます。
その理由の1つとして、日系人ギタリストであるトミー・アサカワが在籍していた事実が、大きいと言えるでしょう。ジェイク・E・リー、アトミック・トミー・Mらと並び、我々日本人からみれば、必然的に親近感を覚えるルックスのアーティストが、全米メタルシーンの第一線で活躍している様子を見て、やはり同じ日本人の血が流れるもの同士、どこか誇らしく思えましたからね。
今回ピックアップした「Fighting for the Earth」は、彼らの代表曲であると同時に、LAメタルムーブメントにおける正統派サイドの佳曲として語り継がれています!このシンガロング必至のサビのタイトルコールは、思わず拳を振り上げたい衝動に駆られますね〜。
ギタープレイに関してはトミーより、むしろリードを取るバンドの創始者であるジョー・フロイドの個性的ななソロワークが素晴らしいですし、のちにスティーヴ・スティーヴンスとアトミック・プレイボーイズで活動する、パラモア・マッカーティの超絶なスクリーミングヴォイスも、鳥肌が立つ凄まじさです!
トミー自体はこの作品でのプレイだけを残し、姿を消してしまいますが、バンドの方はジョーが一貫して在籍する形で、後年にはあのRoy.Zが在籍するなど多数のメンバーチェンジを経ながら、未だ持続しているようですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら!