※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のスラッシュ・メタル・バンド、アウトレイジ(OUTRAGE)が、1990年にリリースした、3枚目のアルバム『The Great Blue』の4曲目に収録。
OUTRAGEの名をシーンに知らしめた4曲入りEP『Outrage』を、初めて聴いた時の衝撃は忘れられません。メンバーがまだ10代というのも驚きでしたし、メタリカに酷似したサウンド、曲作りは日本人離れしていました。
当然のごとく、程なくしてメジャーデビューしていくわけですが、期待がめちゃくちゃ大きかった分、メジャー後の1作目では、正直いってエッジが少し削ぎ落とされたような感がありました。次作以降ではその辺りは、かなり改善されましたね。
OUTRAGEはパンテラをはじめ、洋楽アーティストのオープニングアクトを務めていましたし、ライヴも当時何度か観ていますが、そうした連中と比べると、もっとガツンと激しくスラッシュしてほしい、という思いが募っていたのも事実です。
今回ピックアップした「Day of Rage」は、まさにそんな思いに応えてくれた激烈スラッシュチューンです。そのBPM自体が速いうえに、何より、海外の一流どころも真っ青のテンポチェンジ、アレンジの妙が、スリリングさに拍車をかけてくれます。
1回目のファストからスロー、そしてファストに戻るところもカッコいいんですが、2回目のテンポチェンジでゼップの「Immigrant Song」のリズムを取り入れたアレンジが最高に好きです(笑)。サウンドプロダクションもタイトで、申し分ないですし、ライヴでこの曲を聴くと、いつも燃えてしまいますね〜。
ドラムの丹下真也は、決してずば抜けたテクニシャンではないですが、彼の刻むリズムは、メタリカのラーズ同様に、他の誰にも真似できないノリを生み出している点が、見事だと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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