※誰が聴いてもヘヴィ・メタル！な楽曲を紹介していきます！
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、インペリテリ（ IMPELLITERI）が、1997年にリリースした5枚目のアルバム『Eye of The Hurricane』の2曲目に収録。
イングヴェイ真っ青の超絶速弾きギタリスト、という部分ばかりがフォーカスされがちな、クリス・インペリテリと彼が率いるインペリテリ。とはいえ、時代が移り変わろうとも、頑固に正統派のヘヴィ・メタルに、軸足を置いて活動を続けている点は、改めて評価したいですね。
メタルに拘り続けるクリスのギターに加えて、ヘヴィ・メタルに不可欠なハイトーンヴォイスで歌い続ける、ロブ・ロックの功績は絶大でしょう。ロブがメタル以外のジャンルを歌うなんて、全く想像できません（笑）。グラハム・ボネットも素晴らしかったですが、ロブの方が、よりインペリテリにマッチしていると思います。
多くのリリース作の中で、『Eye of The Hurricane』は、１、２を争って大好きなアルバムです。だって、これが世に出た97年て、正統派メタルは死に絶えてましたからね。こんなギターソロを全面に押し出した、古典的なメタルを未だやってるなんて勇気がありすぎ！とシビれてましたよ。
１作前の『Screaming Smphony』も、96年とは思えないサウンドでしたからね。ただし、同じリフが３回４回と出てきてしまうのは、流石にマンネリ過ぎ〜とも思ってしまいましたが（笑）。その点、『Eye of The Hurricane』は、楽曲のヴァリエーションも豊かで、プロダクションも良好です。
今回ピックアップした「Shed Your Blood」は、その中でも、王道のインペリテリ流メタルが堪能できる安心の１曲です。アップテンポの一風変わったメロの、ひっかけるようなテーマリフは、新鮮な響きに聞こえます。
そもそも曲自体が、80年代に書かれたの？と思えるくらいに80sメタルっぽく、オーソドックスかつメロディックに展開していきます。ギターソロも少し抑えめに弾いているのがいいサジ加減で、その分、グッとくるメロディを奏でてます。まあ、他のギタリストに比べると、それでも充分速いんですけどね（笑）。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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