※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます。
アメリカのメロディアス・ロック・シンガー、クリフ・マグネス(Clif Magness)が、1994年にリリースした1枚目のソロアルバム『Solo』の6曲目に収録。
かのジェイ・グレイドンが、90年代に突如始動させたメロハープロジェクト、プラネット3でヴォーカリストを務めていたのが、このクリフ・マグネスでした。AORとメロハーの橋渡し的な役割も果たす、極上のプロジェクトでしたが、クリフのどこまでも透き通るハイトーンヴォイスが、その魅力を増幅させていたのは、間違いないでしょう。
クリフのアルバムも、ソロ作とはいえプラネット3で聴かせてくれたサウンドの、まさに延長線上にある作風なのが、嬉しかったですね〜。それもそのはず、ジェイもこのアルバムにギタリスト、ソングライターとしても参加しており、聴くことが叶わなかった、プラネット3の次作といっても過言ではないクオリティです。
メロハーファン必聴と言えるアルバムの中で、今回ピックアップした「Jenny's Still in Love」は、クリフ、ジェイそしてグレン・バラードによる、憂いと爽やかさが同居した、極上のメロハーチューン。ジェイが奏でるロングトーンのメロディの写しさが、耳に残るほどに印象的ですね。
クリフのヴォーカルも、ジャケのデザインを体現するかのように、青空の上に駆け上るような気分にさせる、爽快感を与えてくれます。惜しむらくは、プラネット3同様に、ドラムが打ち込み丸出しの点。リアルドラムを使ってくれたら、さらに良い作品になっていたんじゃないでしょうか〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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