※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
イギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、 ハートランド(HEARTLAND)が、1994年にリリースした2枚目のアルバム『Wide Open』の7曲目に収録。
中途半端に2、3枚だけストリーミングにアップされていたハートランドですが、ここにきて一気に過去カタログ解禁!どうしたことかと思いきや、14年ぶり!10枚目の新作がすでにストリーミングでリリースされており、これに関連して英エスケイプミュージックが権利を所有する作品を解禁したようです。
もっともメロハー不朽の名作であるデビュー作が含まれていません。。メジャーからのリリースだったので、早めに権利がクリアになればいいですね。1枚目と並びメロハーファンにとってマストの名作といえば、この『Wide Open』でしょう。
クリス・ウーズィー(Vo)とゲイリー・シャープ(G)が織りなす、英国産らしい憂いを湛えたメロハーは、まさに極上!とりわけ初期2作で創造した楽曲、メロディの質の高さには感動すら覚えます。
2枚目はメジャーからドロップしたことで、サウンドプロダクションの弱さは難点ですが、もし1枚目のゴージャスな音作りを再現していたら、とんでもない作品に仕上がったかもしれません。
当時筆者は、今は無きロングアイランドレコード盤のCDを買いましたけど、当初日本盤化されておらず、発売は翌年になってからで、微妙にデザインの違うジャケットに変更されてましたね。それにしても94年というオルタナ禍の真っ只中に、これ程良質なメロハー作品を送り出してくれたハートランドは、奇跡的な存在と言えるでしょう。
良曲が揃ったアルバムの中で、今回ピックアップした「A Town Called Pride」は、希望与えてくれるようなキャッチーなメロディに、哀愁をほのかに滲ませた、これぞハートランドと言える至福のメロハーチューンです!
クリスの少しハスキーで深い味わいを秘めた声質は、エリック・マーティンあたりを連想させますよね。どんなタイプの楽曲を歌っても、英国産らしい憂いが自ずと溢れてくる、まさにミラクルヴォイスと言えるでしょう。
新作の方も気になるので、ちゃんと聴いてからレビューもしてみたいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!