※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
オーストラリアのハード・ロック・バンド、AC/DC(エーシー・ディーシー)が、1983年にリリースした8枚目のアルバム『Flick of the Switch』の3曲目に収録。
来週13日に、マルコム・ヤングの没後初となるニューアルバム『Power Up』の発売を間近に控えているということで、本日はAC/DCを取り上げたいと思います。すでに先行楽曲を各音楽ストリーミングやYouTubeで聴くことができますが、どこを切ってもAC/DC節全開で、ニューアルバムも安心して楽しめそうです。
さて、AC/DCといえば、全世界で推定5000万枚!という、あり得ない売り上げを記録している『Back In Black』辺りの名作が、誰の頭にも真っ先に思い浮かぶでしょう。勿論、異論はないんですが、AC/DCの長きキャリアの中で、ほとんど注目されていない作品で、個人的に愛聴しているのが、この『Flick of the Switch』です。日本ではなぜか”征服者”と邦題が付いてました。
バンド自身のセルフプロデュース作ですが、白地に鉛筆書きされたような、シンプルなイラストのジャケットが象徴するように、無駄なくシンプル極まりない、AC/DC流のハード・ロックンロールが存分に味わえます。楽曲、パフォーマンスとも文句のつけようがない出来で、特にブライアンのヴォーカルは、これがベストじゃないでしょうか。
80年代のメジャー感溢れるAC/DCのテイストと、70年代のボン・スコット期の荒々しいテイストが、良い塩梅でミックスされているように感じるんですよね。サウンドプロダクションも良好で、もっと評価されて良い作品だと思います!
今回ピックアップした「Landslide」は、AC/DCとして最速レベルのアップテンポでグイグイと攻める、ノリノリのハード・ロックンロール・チューン。いつもよりも歪み多目のアンガスのギターソロが、短いながらも弾きまくりで聴き応え十分ですね〜。できればライヴで味わいたくなること請け合いでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!