※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
オーストラリアのハード・ロック・バンド、ローズ・タトゥー(ROSE TATTOO)が、1981年にリリースした2枚目のアルバム『Assault & Battery』の4曲目に収録。
有名バンドが影響を公言したり、カヴァーしたりすることで再評価や注目を集めるバンドは多くいますが、このローズ・タトゥーもそんな一つでした。かのガンズ・アンド・ローゼズがフェイバリット・バンドのひとつとして「Nice Boys」をカヴァーしたことにより広く知られたわけですが、オリジナルを聴いてみると、ぶっちゃけガンズヴァージョンより断然かっこよく(汗)感じたHM/HRファンもいたでしょう。
76年にオーストラリアのシドニーで結成されたローズ・タトゥーは、活動休止期間を挟みながら、2006年にはオーストラリアの音楽シーンで殿堂入りも果たすなど、現在に至るまで長く活動する歴史的なバンドで、AC/DCの人脈と繋がりがあります。
そのAC/DCからもイメージされる無骨でシンプル、飾らないハード・ロックンロールを身上としており、スキンヘッドのシンガーにして俳優でも活躍するアングリー・アンダーソンを中心に、バンド名を象徴するようなタトゥー軍団バリバリの強面ルックスは、インパクト絶大でしたね。
何せ日本デビュー作となった本作の邦題が「極道」ですから(笑)、そのまんますぎでしょう〜。ローズ・タトゥーの初期2作は、NWOBHMの流れにも乗ってヒットし、本国のみならずヨーロッパのマーケットも席巻しました。全英チャートではTOP 40入りし、81年のレディング・フェスにも出演を果たしています。
今回ピックアップした「Assault & Battery」は、タイトル曲に相応しく、これぞローズ・タトゥー!と言える、無骨でパンキッシュにドライヴする、クールなハード・ロックンロール・チューンです!
当時ラジオで流れていたのを聴いて以来覚えてたんですけど、このシンプルながらも脳裏に刻まれるリフと随所に挟み込まれるスライドギターかっこいいですよね。キャッチーともいえるサビはシンガロングできますね。
リフはどことなくレイヴンに通ずるものがあって、そのあたりがNWOBHMで湧くイギリスでも受けた要因なのかもしれません。
ぜひ、一度聴いてみてください!