※古きを聴いて新しきを知る。遠い昔になった時代の楽曲を振り返ります!
オーストラリアのハード・ロック・バンド、AC/DC(エーシー・ディーシー)が、1979年にリリースした6枚目のアルバム『Highway to Hell』の5曲目に収録。
ベイエリア・スラッシュの重鎮エクソダスが、突如配信で新しい音源を1曲発表しました〜。こちらストリーミングにもアップされています。
ジャケットのアートワークでわかる通り(なぜか『Powerage』のパロディですけど笑)、AC/DCのカヴァーなんですね。近年のツアーでも演奏されており、ライヴ映像をYouTube上で確認できます。
シンガーのスティーヴ・ゼトロ・スーザのAC/DC好きは知られるところで、地元サンフランシスコでAC/DZというトリビュートバンドをやっているようですね。確かにゼトロのクセのある独特の声質や唱法はAC/DCの楽曲を歌っても、全く違和感ないように思えます。
実際にカバーヴァージョンでは、当然のごとくスラッシーなクランチリフが刻まれる、いかにもエクソダスといった風味のアレンジに仕上がっていますが、リズムの躍動感といい、エクソダスにピッタリハマったカヴァーとして素直に楽しめるでしょう。
さて、オリジナルヴァージョンは、AC/DCとって節目となった70年代最後にしてボン・スコット在籍時の最後の作品、『Highway to Hell(地獄のハイウェイ)』に収録されています。数あるAC/DCの名作群の中でも、特に人気や評価が高い1枚である『Highway to Hell』ですが、有名な表題曲に隠れた良曲が散りばめられていますね。
今回カバーされた「Beating Around the Bush」もそんな楽曲のひとつでしょう!アンガスがリズミカルに刻む単音リフから、ドライヴ感満点に疾走し始める展開は、鳥肌モノのカッコ良さですよね〜。そこにボン・スコットの熱唱が乗っかれば、唯一無二のAC/DCのハードなロックンロールワールド完成です。
テンポが良いだけでなく、乗りやすいリフやビートが心地よく、ついついカラダや頭が自然と動いてしまいますね。エクソダスもそうですけど、ライヴでこそ威力を発揮する楽曲と言えるでしょう。
こうした意外なカヴァーによって、有名アーティストでも普段陽の目を見ない楽曲がフォーカスされるのはいいいことですね。ちなみに邦題は、なんとなく意味は合ってる「闇から追い出せ」(笑)でした。
ぜひ、一度聴いてみてください!
関連コラムはこちら