※これぞ80ｓ！のイメージなヘア／グラム／LAメタル系を紹介していきます。
アメリカの女性ハード・ロック・バンド、ヴィクセン （VIXEN）が、1990年にリリースした2枚目のアルバム『Rev It Up』の2曲目に収録。
80年代の全盛期と比べ、ファン層が高年齢化、縮小化して行くメタルシーンを、今や数多の女性メタルアーティスト達が支えている、と言っても過言ではありません。ヴィクセンはそうしたガールズHM/HRの、エポックメイキング的な存在といえるでしょう。
何と言っても目が行くのがその華やかなで美しいルックスで、当時多くの男性メタラーは、筆者もそうでしたが（笑）、MVを見て魅了されましたね〜。ブロンドヘアの盛り具合は、まさに”ヘア・メタル”を体現していましたし、見た目だけでない、アーティストとして、確かな技量を備えていたのがセールスポイントでしたね。バカテク、というわけでなくても、女性バンドらしからぬ安定感がありました。
衝撃のデビュー作も良かったですが、楽曲の質がさらに高まったセカンドが特に気に入っています。今回ピックアップした「How Much Love」は、シングルカットもされており、キャッチーを極めたメロディを存分に味わえる、産業ロック並みのメジャー感とゴージャスさに溢れたナンバーです。ジャネットの少しざらついた、味わいのあるヴォーカルもいいですよね。
曲調はまんまボン・ジョヴィの「Livin on a Prayer」を彷彿とさせてくれますよね。後半のサビが転調していく部分は、そうなってくれたらなあ、というこちらの気持ちを見透かされているかのようで、最高です（笑）
2000年代になっても活動を続けてくれていますが、2013年にギターのジャンが、美人薄命のごとく亡くなってしまったんですね。。2019年にはジャネットも脱退してしまったようで、ファム・ファタル（懐かしいなあ）のヴォーカルが加入したんですね〜。ヴィクセンの名を絶やさずに、女性メタルのパイオニアのひとつとして、ぜひ頑張って欲しいものです！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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