※これぞ80ｓ！のイメージなヘア／グラム／LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのヘヴィ・メタル／ハード・ロック・バンド、ヴィニー・ヴィンセント・インヴェイジョン（VINNIE VINCENT INVASION）が、1988年にリリースした２枚目のアルバム『All Systems Go』の３曲目に収録。
キッスのギタリストとして、今でも彼らのライヴの定番曲「Lick It Up」などで、一定の貢献を果たしていたにもかかわらず、そのエゴの強さから早々にキッスをクビになり、ソロバンドを率いることになったのが、このヴィニー・ヴィンセントでした。
自らの名前を冠したバンド名からして、ゴテゴテしてますけど（笑）、それ以上にデビュー作でのギターパートの密度は、イングヴェイすら凌駕していました。とにかく起承転結もあったもんじゃない、終始弾きまくり過ぎのソロギターは、まるで超音波のように聴こえてしまい（汗）、、気が遠くなってくること請け合いです。。。
そんなこともあり、次作は全く期待していなかったんですが、こちらは聴いてびっくり！曲がめちゃくちゃ良くなってるじゃないですか〜。懸案だったヴィニーのギターも、ウソのように絶妙な緩急をつけて、良質のメロディをたくさん奏でてくれています。元々巧いプレイヤーなので、やればできたんですね（笑）。
特にハードな楽曲の間に挟まれる、３曲のパワーバラード系の楽曲が最高です。中でも今回ピックアップした「Love Kills」は、映画「エルム街の悪夢４」に使われたので、一番知られていると思われます。
アコースティックなイントロから徐々に盛り上がっていき、哀感に満ち溢れた、切ないサビへと導かれていく展開が、本当に素晴らしい佳曲ですね。他のバンドにはない、このメロディセンスの高さは、ヴィニーならではといっていいでしょう。
のちにスローターで活躍するマーク・スローターが、個性的なハイトーンで、感情を振り絞るように歌い切っているところも、魅力を付加している大きなポイントですね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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