※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 ショック・パリス(SHOK PARIS)が、1987年にリリースした2枚目のアルバム『Steel and Starlight』の2曲目に収録。
アメリカらしかぬ、ヨーロピアンな正統派メタルテイスト漂わせたバンド群の中で、強く記憶に残るひとつが、このショック・パリスです。ちなみにバンド名の綴りをよーくみると「SHOK」なので、本当は「ショク・パリス」が正解だったんでしょうか。
それはともかく、ショック・パリスは、ツインギターのアレンジはアイアン・メイデン、曲によってはスコーピオンズ辺りからの強い影響が伺える正統派で、適度に湿り気を帯びたメロディ重視のヘヴィ・メタルを一貫して奏でました。
ヴォーカルのヴィック・ヒックスは、ロニー・ジェイムス・ディオにアクを足して煮詰めたような?(笑)、メタルに相応しいヴォーカルスタイルで、グリム・リーパーのスティーヴ・グリメット辺りにも近いテイストを感じますね〜。
『Steel and Starlight』がリリースされたのは、80sメタルバブルが膨れ上がる最中のアメリカからだったので、正統派メタラーからは驚きと賞賛を持って受け入れられました。メジャーになりきれない、マイナー臭を漂わせつつも、メタルのツボを抑えた楽曲はどれも粒ぞろい。ライオットとは全く別曲で、「Tokyo Rose」なんていうタイトルの曲も入っています。
今回ピックアップした「Steel and Starlight」は、アルバムのタイトルチューンで、キャッチーとさえ言えるリフや良質のメロディが、ヨーロピアンテイストの正統派メタルの範疇で、上手く融合され、熱い感動を運んでくれる佳曲です!ちょっとマイケル・シェンカー風の泣きのリードギターも、絶妙にマッチしていますね。
次作『 Concrete Killers』に収められた「The Heat And The Fire」と並ぶ(こちらは未ストリーミング化で残念!)、ぜひ押さえておきたい1曲です。不器用なまでにオーソドックス過ぎる、こういったメタルをたまに聴くと、メタルってやっぱりいいなあとしみじみ感じたりするのは、きっと歳のせいでしょうね(笑)
ぜひ、一度聴いてみてください!