※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
イギリスのスラッシュ・メタル・バンド、オンスロート(ONSLAUGHT)が、1986年にリリースした2枚目のアルバム『The Force』の2曲目に収録。
ベイエリア、ジャーマンなどが何かと注目された80年代のスラッシュムーブメントの中で、英国産として奮闘した、貴重なバンドのひとつがオンスロートでした。楽曲、パフォーマンスともに、決して見劣りしないクオリティでしたからね。
オンスロートも他のスラッシュバンドに見られるように、作を追うごとにサウンドスタイルを変化させてきましたが、ヴォーカリストのチェンジに起因するところが大きかったと言えるでしょう。初期のサイ・キーラと、3枚目からはグリム・リーパーでお馴染みのスティーヴ・グリメットですが、個人的には、どちらに優劣あるのではなく、それぞれに持ち味と良さがあると感じます。
ただし、メジャー傘下のレーベルと契約をした際に、アグレッシヴな唱法のサイでは楽曲の幅が限定されてしまい、これ以上のブレイクが望めないと判断されたのでしょう。サイガが解雇され、ハイトーンでしっかりとメロディを歌い上げることができる、スティーヴに入れ替わったのは必然だったのかもしれません。
今回ピックアップした「Metal Forces」は、サイ時代の代表作に収録されていますが、スラッシュというよりも、英国産らしく同郷のレイヴンに通ずる、ハイテンションな匂いが充満したメタルチューンです!ミッドとスピードメタルの中間を行く、このテンポ感が実に心地よく、気持ち良いヘッドバンギングへと誘います。サイが突拍子もなくぶちかます、強烈なハイトーンシャウトも、ジョン・ギャラガーを彷彿とさせクールですね〜。
ところで、イントロのリフとか展開を、どこかで聴いたことあるなあ〜と思ってたんですが、、ん、日本のアンセムの「Wild Anthem」に結構似てませんか?ちなみに、アンセムの方が発表は先でよかったです(笑)。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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