※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
イギリスのスラッシュ・メタル・バンド、 オンスロート(ONSLAUGHT)が、1985年にリリースした1枚目のアルバム『Power From Hell』の5曲目に収録。
オンスロートは、このメタルタイトル括りでも以前に1曲ご紹介してました~。
再び取り上げたのは、この2月下旬に初期2作が日本盤として久々に再発されたからですね。調べてみると、この『Power From Hell』の日本盤登場は、オリジナルに遅れること8年後の1993年でした。
ちなみに2011年に出た帯付きのものは、AFMからの輸入盤に帯と解説を付けた”なんちゃって日本盤”ですから、ライセンスの結構久々ですよね。今回はSHM-CDらしいんですけど、元の音質がそれなりなので(汗)あまり意味ないかもですが、同時に再発になった『The Force』も含め、コレクションに加えたいマニアもいるでしょう。
さて、ブリティッシュ・スラッシュの源となった『Power From Hell』を改めて聴いてみると、何より初期衝動の強さをひしひしと感じます。ここでは中心人物のナイジ・ロケット(G)に加え、ポール・マホニー(Vo)ら4人のラインナップですが、正統なるスラッシュ色を強めた次作とは明らかに異なる音像を吐き出しています。
当時の英国で隆盛したいわゆるハードコア・パンクの色合いや激しさが絶妙にミックスされており、そうした意味からは次作以降で薄まっていった”英国らしさ”を感じさせる、個性的なサウンドメイキングといえるでしょう。
ここに収められたのが、今回のメタルタイトル括りでピックアップした、その名も「Death Metal」でした!
「Death Metal」というワードを、同時期に楽曲名として冠したバンドで知られるのがポゼストでしょう。こちらはすでに以前に言及していましたね~。
オンスロートのアルバム発売が1985年2月で、ポゼストは同年11月と、これだけでみればオンスロートが先!となるんですけど、ことはそう簡単ではないらしく、、。ポゼストは1984年に同名のデモをレコーディングしている一方、オンスロートも1984年初期には楽曲を作り、同年末にはアルバム用にレコーディングしたとのこと。
まあ、どちらも歴史を残すタイトルを冠するに相応しいクールなメタルなので、先見の明を持つ2バンドが、英米2箇所でほぼ同時に「Death Metal」というワードを名付けた、ということで良いんじゃないでしょうか(笑)。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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