※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
アメリカのハード・ロック・デュオ、 ヒューズ/スロール (Hughes/Thrall)が、1982年にリリースした1枚目のアルバム『Hughes/Thrall』の7曲目に収録。
元ディープ・パープルのグレン・ヒューズとギタリスト、パット・スロールによるヒューズ/スロールは、アルバム1枚だけを残した幻のプロジェクトです。ドラマーには、クワイエット・ライオットのフランキー・バネリらが参加しています。
『仮面の都市』という、ジャケを見たままつけたと思われる、意味不明な邦題(苦笑)がつけられたこのアルバムは、個人的に、現時点で人生の10指に入るくらい好きな作品です!あくまでも熱いハード・ロックでありながら、洗練されたポップ感覚と、ソウルフルなテイストが絶妙に絡み合う、極上の楽曲がずらり並びます。
それを表現する、”ヴォイス・オブ・ロック”の称号に相応しい、魂を込めたパワフルなグレンの歌唱と、当時最新のディレイマシーンと、センス抜群のコードワークを駆使した、パットのギターワークは、もはや絶品の領域!数十年来、愛聴してますが、全く古さを感じさせず、飽きないどころが新たな発見をして、どんどん好きになっていってます(笑)。
そんなこともあり、このブログの主旨に反して(汗)、1曲単位ではなくアルバム単位でぜひ聴いてほしい!稀なアーティストのひとつですね〜。今回敢えて1曲ピックアップした「Who Will You Run to」は、拡がりを感じるコードトーンとファンキーなノリを、2人の見事なパフォーマンスで表現した、ヒューズ/スロールだけがなし得る個性を放散したナンバーです!
これだけの作品を残したにも関わらず、プロモーションがうまくいかずに、わずか1枚の音源を残しただけとは、何とも皮肉なものですね。。それでも、時代の波に埋もれた伝説の作品として、これからも価値が高まっていくことでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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