※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のロック・バンドのシルバー・スターズ(SILVER STARS)が、1979年にリリースした、1枚目のアルバム『銀星団』の3曲目に収録。
謎の覆面ロックバンド、としてシーンに突如登場した集団が、このシルバー・スターズでした。ちょうど筆者がロックを聴き始めて間もない頃、音楽雑誌で、秘密結社のような怪しげな男がアップになった、インパクト抜群のジャケットを見て、子供心に真剣に「怖え〜」と震え上がったものです。ショッカーとかを怖がる感覚だったんでしょう(笑)。
実際にこの風貌でライヴも行なっていて、フロントの3人が直立不動でパフォーマンスしてたらしいんですが、超怖くないですか(笑)。一度ライヴを体験してみたかったです。
なんでジャパメタ括りで、このバンドを紹介するかというと、先回の山本恭司でふと思い出したからです。知る人ぞ知る、というか、みんな気づいていますが(笑)、シルバー・スターズのデビュー作での正体は、公表されていないものの、当時のBOWWOWだったんですね〜。
さら〜に、こちらもあちこちで検証が行われほぼ定説となってますが、キーボード奏者として参加しているのが、まだ若かりし頃の小室哲哉であり、今となっては貴重な共演と言えるでしょう。
その音楽性は、今聴いても斬新で実に面白い!当時流行したディーヴォ風のテクノに、ハード・ロックをミックスしたスタイルに、スカ、ニューウェイヴ、プログレを始め、色んなジャンルをごった煮にした、実験的要素が満載です。ジャズの「Take Five」の異色コピーもお見事で、色物ながらギャグにならず、遊び心を感じさせる作品として成立しているのは、アーティストの才能ゆえでしょう。
今回ピックアップした「地獄如愛妹」(読み方わかりません(汗))は、比較的ハード・ロック色の強い、つまりBOWWOW色が強めチューンです。ヴォーカルやギターが、山本恭司のクセが強すぎでバレバレ(笑)。絡み合う小室哲哉のシンセの音色が、時代を感じさせます。BOWWOWやジャパメタのファンでも、十分に楽しめる1曲でしょう!
ちなみに、セカンド、サードではメンバーが一新、サングラス姿に生まれ変わっています。ストレートなロックンロールのこちらも悪くないですよ。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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