※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、サーベル・タイガー(SABER TIGER)が、2021年1月20日にリリースした最新アルバム『PARAGRAPH Ⅴ』の7曲目に収録。
日本の至宝、木下昭仁率いるサーベル・タイガーが、結成40周年ですか!木下氏が当時、マリノのギターコピーコンテストで、優勝した記事を音楽雑誌で見たのが、40年近く前だと思うんで、その頃から長い歴史を積み重ねてきたんですね。
北海道をベースにメンバーチェンジを繰り返しながらも、一貫してヘヴィ・メタルに拘ったサウンドをクリエイトし続ける強靭な姿は、ラウドネスなどと並び、ジャパメタシーンが世界に誇れるレジェンド的な存在と言えるでしょう。
ここ10年ほどは、ダウンチューニングで重低音のリフを主体としたサウンドの方向性が、個人的にあまり馴染めず、正直新作は聴き込んでないのですが、今回はかつての曲のセルフカヴァーシリーズの「PARAGRAPH」ということもあり、久々に通して聴いてみました。
今風のヘヴィなアレンジは施されていますが、昔はよりメロディ重視の楽曲が多く、こちらの方がやはりしっくりきます!「Belive In Yourself」とかキャッチーでいいなあ〜。
振り返ると2000年代初頭、サーベルが一気にブレイクする兆しがあったものの、下山武徳が掛け持ちしていたプロジェクト、ダブル・ディーラーの方ばかりを専門誌が後押ししたのは痛手でした。サーベルの方が、全てにおいて上だったと思いますね。
今回ピックアップした「Jealousy」は、86年のEP「RISE」のB面に入っており、「PARAGRAPH」としてCD化もされている曲です。久々に聴いた気がしますが、80sのジャパメタ臭強めな曲調が最高ですね!イントロとか中間部で、オリジナルとはかなり異なるアレンジがされていますし、下山節炸裂ですが、これはこれでアリでしょう。敢えて80年代風の路線で、1枚新作を聴いてみたい気持ちになりました。
ストリーミングでは、近年の作品しかアップされていないので、ぜひ歴史を気軽に辿れるよう、全作品のストリーミング化を実現してほしいですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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