※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンド、ドリーム・イーヴル(DREAM EVIL)が、2004年にリリースした3枚目のアルバム『The Book of Heavy Metal』本国盤の1曲目に収録。
北欧メロディック・デス・メタル・シーンの重要人物である名プロデューサー、フレドリック・ノードストロム自身が結成したバンド、として注目を集めたのが、ドリーム・イーヴルでした。のちにオジー・オズボーンにリクルートされるギタリスト、ガス・Gのキャリアの原点でもありますね。
サウンドの方向性は、デス系の音になるかと思いきや、自身のルーツを明らかにするように、プリースト、スコーピオンズ的なテイスト満載の、メロディックで高品質な正統派メタルが満載で、とりわけ日本のメタルファンにも人気を博しました。
ガスは自身のバンド、ファイアーウインドと掛け持ちしていましたが、最終的には各メンバーに活動の制約が多いドリーム・イーヴルから脱退してしまいます。しかし、楽曲の方向性やクオリティ、バンド内での立ち位置等だけ考えると、ドリーム・イーヴルでのガスの方が、いちギタリストとして自身の持ち味を、より発揮していたようにも思えます。
今回ピックアップした「The Book of Heavy Metal (March of the Metallians)」は、凄いタイトルの通り、ずっしりヘヴィで、メタルの聖典的なアンセムに仕上がっています!流麗なガスのギタープレイが凄まじいのは勿論のこと、ニクラス・イスフェルドの声質が、メタリックながら深みがあって実に心地いい〜。スノーウィー・ショウの派手なドラミングや独特のキャラも最高でしたし、初期メンツはこの3枚目まででしたが、ずっと続いて欲しかったなあ。。。
それにしても、フレドリックの音創りは、自分のバンドだけに本気度が違うのか、いつも以上に良い音で録れている気がします(笑)
ぜひ、一度聴いてみてください!
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