※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
ドイツのハード・ロック・バンド、ピンク・クリーム69(PINK CREAM 69)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『Pink Cream 69』の2曲目に収録。
ハロウィンの新作発売記念?ということで、ここではアンディ・デリスの原点を取り上げたいと思います。このピンク・クリームのデビュー作を、一体どういう理由で最初に買えたのか、はっきり覚えていません。何せこのジャケットとバンド名ですからね〜。
カラフルなペインティングを施した裸体が前面に映し出された、およそメタル系とは思えない、アバンギャルドなテイストのジャケットデザイン。そこはかとなくエロティックでお下劣な(笑)イメージを連想させる、インパクトあり過ぎのバンド名。
レーベルがドイツのエピックになっていたので、一応メジャーから出てるんだ〜、くらいの認識でしたね。おそらく、当時はジャーマン・メタルというだけで、青田買いのごとく新人バンドの作品に次々と手を出していたので、その流れで全く期待もせず、輸入CD店でレジに持っていったと思われます。
ところが聴いてびっくり!楽曲のレベルが異様に高いではないですか〜。ジャーマンというより、80sメタルのアメリカのバンドのようなメインストリーム系のサウンドで、楽曲のそこかしこにメロディのフックありまくりで、うれしい悲鳴に(ちょっと大げさですね笑)。演奏やサウンドプロダクションのレベルも高く、大満足すると同時に、先入観はいかんなあ〜と、改めて思い知らされた次第です。
今回ピックアップした「Sugar for Love」は、アルバム随一のキャッチーなメロディと強烈なフックを持つ佳曲!最後にこれでもかと転調していく展開は、特にたまりませんね。アンディのちょっとクセのある唱法や声質が、むしろこうした曲調にドンピシャでマッチしています。
アンディのハロウィン加入の一報を当時聴いた時、音楽性が合わないのでは?という疑問と、ピンク・クリームからの脱退が残念でした。結果、ハロウィンでアンディは成功を収めるわけですが、個人的には今でもこうして楽曲を聴くと、やっぱりピンク・クリームの方がアンディには合ってたよなあと、ついつい感じてしまいますね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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