※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のシンフォニック・メタル・ユニット、 リヴ・ムーン(LIV MOON)が、2011年にリリースした、2枚目のアルバム『Golden Moon』の9曲目に収録。
近年のジャパメタシーンにおける、女性メタルアーティスト大躍進の先鞭をつけた一人、美貌のディーヴァAKANE LIVをフィーチャーしたLIV MOON。海外のナイト・ウィッシュあたりに代表される、女性ディーヴァーを前面に押し出したシンフォニック・メタルの日本版というアイデアを、高いレベルで具現化していきました。
LIV MOONに触発されるように、時を同じくして浜田麻里辺りもシンフォニック・メタル風のサウンドに傾倒していきましたし、大村孝良(G)、MASAKI(B)、ガルネリウスのShu(G)、アンセムの清水昭男(G)など、ジャパメタシーン屈指のプレイヤーを活動に巻き込んでいくなど、シーン活性化への意味合いも大きかったですね。
当初は作られたユニット感に対して賛否両論あったかもですが、散発的ながら作品リリースやライヴ活動を長く続けられているのは、やはり元タカラジェンヌという金看板を提げた、確かな実力があってこそ。何かと閉鎖的なメタルの世界に新風を吹き込んでくれたのは、間違いないことでしょう。
今回ピックアップした「Fly」は、LIV MOONにしてはシンフォニック・メタルとは程遠いテイストなので、あまり言及されることもない曲かも知れません。しか〜し、メロハー好きの筆者にとっては、このキャッチーでスコーンと突き抜けるように転調する、サビのフックが最高に心地よく、密かに気に入っている良曲です!曲作りやアレンジの妙を味わうことができますね。
LIV MOONのブレーンである西脇辰弥の多彩な経歴を考えると、むしろこうしたアニソン風とも言えるテイストのハード・ロック創りは朝飯前でしょうし、AKANE LIVの持つ華やかなテイストに、ベストマッチしているのは間違いないでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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