※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、エボニー・アイズ(EBONY EYES)のギタリスト、金谷幸久(Yukihisa Kanatani)が、2015年にリリースしたソロアルバム『Cry for the Moon』の3曲目に収録。
エボニー・アイズは以前のジャパメタくくりで紹介していました〜。ストリーミング解禁していないベテランのジャパメタ系が多い中で、金谷も含めこうして気軽に聴ける機会を与えているのは、結果的に良いことだと思います。
リッチー、イングヴェイの系譜を紡ぐネオクラシカルな音楽性をベースに、熟練のギタープレイを聴かせてくれる金谷幸久。エボニー・アイズ後はギター講師を務めながら、エボニーの音楽性を伝えるプロジェクトや、様々なアーティストとの断続的なコラボで音楽活動を続けています。
そんな金谷がソロ名義で久々に発表したのが本作で、うち5曲はインストで6曲が歌入りとなっています。歌入りのほぼ全曲がエボニー・アイズの楽曲のリメイクヴァージョンで、しかもヴォーカルを藤本朗が務めているとなれば聴き逃せないところですね〜。さらにはテラ・ローザでお馴染みの岡垣正志(Key)参加メンバーに名を連ねています。
インストでの金谷のギタープレイも聴きどころですけど、やっぱり歌入りがいいなあということで、今回は虹の系譜を紡ぐアップテンポの様式美メタルチューン「Happy Wedding」をピックアップしてみました!
J-POPかと思わせるような乙女チックなタイトルとは裏腹に、ナニワのジャパメタに由来する、異臭騒ぎどころではないクサクサメロの嵐!金谷が創り出す音楽の前では、ガルネリウスもShuも、アンキモも、みんな洗練されて聴こえますよ(笑)。もはや演歌か歌謡曲かといいたくなる濃厚ソースのような味わいは、オヤジメタラーにしか出せませんね(褒めてます)。
いやあ、ほんと聴いていて落ち着くというか、やっぱり最後はこういう基本的な音に帰っていくよなあという妙な安心感があります(笑)。X-RAYとはまた違った魅力を放つ藤本のヴォーカルも最高ですね〜。いつまでも大切にしたいタイプの音楽だと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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