※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本の女性ヘヴィ・メタル・シンガー、 ラミ(Rami)が、2016年にリリースした1枚目ソロアルバム『Aspiration』の2曲目に収録。
前回のジャパメタ括りでアルディアスを取り上げたの流れで、今回は元ヴォーカリストのラミをご紹介したいと思います〜。アルディアスが鮮烈にデビューして、シーンの中で一気に注目を集めた頃、人気を支えた立役者の一人がラミでした。
ルックスの良さもさることながら、その艶のあるハイトーンヴォイスと、芳醇な中音域を操るヴォーカルスタイルが、アルディアスの象徴のひとつになっていましたからね。前回取り上げた「Spirit Black」辺りには、そんなラミの魅力が凝縮されており、彼女だからこそ歌えた楽曲と言えるでしょう。
ところが、人気絶頂期に体調不良を理由にアルディアスを脱退を余儀なくされます。シーンへの復帰は難しいか?と思いきや、2015年にラグラリアを率いて、見事シーンに返り咲きました。ただし、その音楽性はヘヴィ・ロック的なニュアンスを多分に含んでおり、ラミの声質にはちょっと合っていないかな?と感じたのも事実です。
そんな中、さらなる展開としてソロ名義で発表されたのが『Aspiration』でした。多様な楽曲が収録されていますが、今回ピックアップした「In My Eyes」は、リードトラックと言える、珠玉の劇的メロディック・スピード・メタル・チューンに仕上がっています!
楽曲はガルネリウスのShuのペンによるもので、自ら超絶なギタープレイを聴かせてくれており、思った以上にラミのヴォーカルと好相性!ラミは高低差のあるメロスピらしい美メロ、クサメロを見事に歌い上げており、Shuの泣き泣きギターと絡み合いつつ、楽曲の魅力を見事に増幅しています。安定して良曲を量産するShuですけど、楽曲を形作る要素のバランスが抜群で、かなり上位レベルに入る1曲なのは間違いないでしょう!
いい感じでソロ活動に邁進していたラミでしたが、現在は大胆にイメチェンしたRAMI THE REQUIEMというバンドを始動させており、すでにストリーミングで聴くことが可能です。
ぜひ、一度聴いてみてください!