※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、ガルネリウス(GALNERYUS)のギタリスト、SYUが、2019年にリリースした3枚目のソロアルバム『Vorvados』の2曲目に収録。
先日新作レビューでも取り上げたアンラッキー・モルフェウスの快進撃はとどまらず、アマゾンのメタルランキング1位を続けていますね〜。
売れるべくして売れ続けている印象ですけど、音楽性の類似点から立ち位置的にかぶるのは、やはりガルネリウスでしょう。
正直アンラッキーを聴いた後にガルネリの最新音源を聴くと、クオリティに差異はなくとも勢いの差というか、当然ですけど世代の差を感じずにはいられません。新世代のホープ、なんて思ってたガルネリも気付けば20年選手ですし、さらにその前世代の小野正利を擁しているわけで、、。
小さなマーケットのジャパメタだけに、少ないパイを争わざるを得ない世代交代を見せつけられる思いがしますね〜。今考えると、そんな流れへの予兆とも言える興味深い作品が、SHUのソロアルバムです。
ギタリストのソロ作にありがちな自己満足なオールインストではなく、比較的幅の広い楽曲を、AKANE LIVをはじめとする多彩なゲストシンガーを使って表現しています。こうした作品が成り立つのは、名実ともにギタリストとしての力量が問われるわけで、SYUはシーンにおいて貴重な存在といえるでしょうね。
どの楽曲にもSYUの超絶技巧のギタープレイが貫かれた統一感を持たせつつ、メロスピ、メロデス、シンフォニック、モダンヘヴィネス、ヴィジュアルなどなど、ガルネリでの世界観を広げる楽曲をクリエイトしているのは流石です。
その中での注目曲はやはり、今回ピックアップした「Reason」でしょう〜。前述のアンキモFukiとのコラボによるクサメロで疾走しまくるメロスピチューンですけど、Fukiによる想像の2段階くらい上を行く驚愕のハイトーンヴォイスと、それに焚きつけられたように弾きまくるSYUのギタープレイとの化学反応が、とんでもないレベルで起こっており、聴き終えた後の充実感はかなり高いですね〜。
本作では2曲だけのコラボですけど、これだけの親和性の高さを見せつけられると、正式な別ユニットとして、アルバム、ライヴなどの展開があれば面白いんだけどなあ〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら!