※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます！
日本のヘヴィ・メタル・ギタリスト、 ケリーサイモン（KellySIMONZ）が、ケリーサイモンズ・ブラインド・フェイス（KellySIMONZ’S BLIND FAITH）名義で、2002年にリリースした3枚目のアルバム『The Rule of the Light』の9曲目に収録。
日本のHM/HRシーンにおける常識の真逆を突っ走り、成功を納めてきた孤高のギタリスト、ケリーサイモン。ケリーを知ったのは2000年前後に隆盛した第2次ジャパメタブームの最中でした。
そのミステリアスなアーティスト名からして、アー写を見ても日本に住む外国人なの？？と勘違いさせられ、イングヴェイ直系の超絶なネオクラシカルなギタープレイに洋楽ライクなアートワークなど、想像を猛烈に掻き立てられたりしたのを覚えています。
音楽業界の悪しき慣習に忖度しなかったことで、専門誌からオミットされたにも関わらず、自主制作やフィンランドのラーズ・エリック・マットソン主宰のライオンミュージックと契約を果たしたアルバムは、どのジャパメタ勢よりも売れたという、日本での活動早々から伝説を残していきました。
当時、もの凄い期待をしてライヴを観に行ったところ、いい意味で”盛ってる”のがわかったりして、正直肩透かしを食らったんですけど汗、ネットの活用も含めそれだけイメージ戦略に長けていたんでしょう。
その後、ギターを教える立場になりながらも、再びシーンの最前線に復帰。メジャーレーベルをプロモーション代わりに使いつつ、あくまでも自身をブランド化して多彩な活動を続けているのは、本当に尊敬に値しますね〜。まさにケリーが20年前に切り拓いたやり方に、時代がようやく追いついてきたと言えるでしょう。
今回ピックアップした「Now Your Turn」は、ケリーの代表曲のひとつで、インヴェイの影響下にあるケリーの音楽性と世界観を象徴した、ネオクラシカル・メタルの真髄を表現したチューンです！
疾走するリズムの中で、縦横無尽に駆け巡るケリーの超絶なギタープレイも勿論素晴らしいんですが、その日本人離れした卓越したソングライティング力も特筆すべきところでしょう！後年、元ガルネリウスのシンガー、Yama-Bを迎えて再録されていますけど、個人的にはオリジナルヴァージョンがしっくりきますね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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