言わずと知れた、アルカトラスの創始者であるグラハム・ボネット(横山やっさん笑)。2007年にバンドを復活させ、2019年には、以前権利関係で揉めていたオリジナルメンバーのゲイリー・シェア(B)とジミー・ウォルドー(Key)と無事復縁。ところが翌年、グラハムがまさかの脱退に至り、創始者不在のままアルカトラス名義で継続することに。一方のグラハムは、自身をフューチャーした、もう1つのアルカトラスを立ち上げるという、泥沼のお家騒動に発展しました。
ここまで見ると、某ラットとか某グレイト・ホワイトとか、はたまた某LAガンズとかのお家騒動とそっくりで(まあそれぞれ事情の違いはありますけど)、お互い意地を張んないでオリジナルメンバー同士で仲良くせんかい!と言いたくなるんですが、今回は少々違う面白い展開になってまいりました〜。
なんと、グラハム側のアルカトラスが、新ギタリストとして発表したのがジェフ・ルーミスだったんです!え???ジェフさん、やっさんのお相手でいいの?(笑)と言いたくなる驚きで、マジびっくり仰天!
そりゃそうでしょう、かつてはネヴァーモアやソロ、今はアーチ・エネミーのギタリストとして、メタルシーンの最前線で活躍する超バカテクシュレッダーですからね。イケてるギタリストの代表格と言っていいジェフが、全盛期を過ぎたお爺ちゃん(失礼!)のグラハムと、しかもアルカトラスに加入とは、兼務といえども驚きました〜。やっさんの交渉力凄すぎ?
まあジェフのコメントを読むと、グラハムは憧れのシンガーだったようですね〜。確かに初期アルカトラスは、言わずもがなイングヴェイ、スティーヴ・ヴァイと、オジーのギタリスト並みに凄腕ギタリストの総本山になっていましたから、そうした点でジェフにとっては、憧れのポジションに映ったのかもしれませんね。掛け持ちながらレコーディング、ライヴを含めてやる気満々モードです。
ちなみに、もうひとつのアルカトラスのギタリストは、ジョー・スタンプ(弱すぎる!)。はっきり言って勝ち目なしです(笑)。ヴォーカルはドゥギー・ホワイト(微妙すぎる人選、、)ですからね。ゲイリーとジミーのオリジナルメンバーのお二人は、頭を下げてグラハム側と合流した方が良いかと。。そこにいいドラマーが入ったら、かなり期待できそうですよ。勝手に妄想が広がります(笑)。
この手のお家騒動は、昔の名前を引っ提げて復活するゾンビのようなアーティスト(汗)が増えるに伴い、メタルシーンではこれからも頻繁に勃発しそうです。それでも今回のジェフ・ルーミスのような、現在進行形でイケてるアーティストが関わってくると、対立の構図が変わって、お家騒動もファンの立場からも、まだ前向きに面白く捉えることができそうです。この後の両者の続報にも引き続き注目していきたいと思います!
新曲にも期待ですけど、こんなキャッチーな昔の曲もジェフがどう料理するのか楽しみ〜