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【楽曲紹介】 ヴォイ・ヴォド(VOI VOD)「Voi Vod」

※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュメタルを紹介していきます。

 

カナダのスラッシュ・メタル・バンド、 ヴォイ・ヴォド(VOI VOD)が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『War and Pain』の1曲目に収録。

 

作を追うごとに、よりプログレッシヴで難解な変態サウンドを標榜していったヴォイ・ヴォドは、今では単にスラッシュのカテゴリーに収まらない方向性を示していますが、初期の頃は紛れもなく、ノイジーでスラッシーな轟音を奏でていました。

 

当初、お世辞にも演奏の技量は未熟だったものの、ハードコアと近似性のある破壊的なサウンドの勢いと、ドラマーのアウェイによる、独特の世界観を醸し出す刺々しいアートワークも相まって、他のスラッシュ勢とは一線を画す、独自性を強烈に感じさせてくれましたね。

 

個人的には、メンバーの技量も向上し、整合感と変態度が増したスラッシュを聴かせる『Killing Technology』、高い創作力でスラッシュから脱却し、新たなステージへの昇った『Nothing Face』辺りが正直言うと好みなんですけど、残念ながらストリーミング未解禁のため(汗)、今回は彼らのテーマ曲「Voi Vod」をピックアップしてみました!

 

この勢い一発の轟音に、デビュー作の1曲目に相応しい初期衝動をひしひしと感じますね〜。ジリジリとしたノイジーな故ピギーのギターサウンド、吐き捨てるように言葉を叩きつけるスネイクのヴォーカルに、音質の良し悪しを超越した底知れぬエナジーが漲っています!

 

サビの決めフレーズ「ヴォイヴォドッ!」は、ちょっと字余り的に無理やり叫んでいるのが、クールだなあ〜。バンド名を冠したテーマ曲の中でも、かなり好きな部類に入りますね〜。

 

そういえば、『Killing Technology』の頃、専門誌のレビューで”年寄りになって将来聴けるような音楽じゃない”みたいなことを書かれていたのを、なんとなく覚えてますけど、初期の頃の楽曲も含めて、あれから数十年経ってもヴォイ・ヴォドは意外と新鮮に聴けるものですよ!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Voivod

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