※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ドッケン(DOKKEN)が、1984年にリリースした2枚目のアルバム『Tooth and Nail』の 10曲目に収録。
つい先日、最近行われたドッケンのライヴ映像をたまたま観まして、良くも悪くもショックを受けました。ジョージ・リンチは、それなりに歳を重ねた風貌になりつつも、カミソリのような切れ味のギターワークは健在で、当時の楽曲のイメージに重ね合わせられるようなプレイを披露していました。
それに比べてドン・ドッケンのパフォーマンスは、観ていて、いや、特に聴いていると痛々しいほどで、、、(汗)、さらに劣化が止まらず、そのうちヴォーカルメロディのキーが下がりすぎて、オクターブ下で歌い出しそうな気がします(汗)。というか、もはや元のメロディは完全に無視して、違う楽曲になっていますよね。
勿論、健康問題を抱えながら、現役続行してくれている点は、喜ぶべきことなのでしょうが、80年代に聴きまくった名曲の数々のイメージを、ご本人に破壊され続けているのは、何とも複雑な気分になります。。ということで、近年のライヴや音源には耳を塞いで、リピートするのは、必然的にオリジナルヴァージョンになってしまいます。
今回ピックアップした「Turn On the Action」は、名作『Tooth and Nail』の最後を飾るアップテンポのナンバーです。次作でもラストは疾走曲を配置していましたし、こういう構成はアルバムがピリッと締まった聴後感になりますよね。
タイトル曲が有名曲なので、どうしてもそこばかりフォーカスされますけど、ドッケン版のヴァン・ヘイレンといった具合の、速いノリの良いシャッフルビートでグイグイ押し通すこの曲も、決して劣らない 佳曲だと思います!
ジョージのギタープレイは、深いディレイをかけたソロもいいんですが、ひとクセもふたクセもあるリフこそが、むしろ超難関なプレイでしょう。そして!ドンのヴォーカルはハイトーンがしっかり出ていて実に気持ちいいですね〜。こんなにしっかり歌えてたんだ〜、と久々に当時の音源を聴くと、何だか時の流れを感じて、感慨にふけってしまいました。。。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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