※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、サイレント・レイジ(SILENT RAGE)が、1989年にリリースした2枚目のアルバム『Don't Touch Me There』の 4曲目に収録。
80年代当時の記録にも記憶にもあまり残っていなくて、あとで振り返って聴いてみると意外といいじゃん!なんてバンドは、群雄割拠の80sメタルムーブメントに潜みがちですけど、このサイレント・レイジはそうしたバンドのひとつに位置付けられるでしょう。
KISSのジーン・シモンズが目をつけたことで、当初サイレント・レイジは話題になりましたね。デビュー作と『Don't Touch Me There』は、ポール・サブーがプロデュースを手がけていますが、一部楽曲にはジーンもプロデュースで関わり、ジーンによるシモンズ・レコーズ絡みでメジャーリリースを勝ち取ります。
強力な援護射撃を得て、ブロンドの盛り盛りヘアーのルックスを押し出したMVも使った、大規模プロモーションがなされたものの、日本には全く飛び火せず。。日本の専門誌での評価も芳しくなく、全くと言っていいほど当時話題になりませんでした。日本での立ち位置はオートグラフあたりに近いものを感じますが、そこまで本国アメリカでも売れずに、全米でも結局ブレイクすることはありませんでした。。
今回ピックアップした「Rebel with a Cause」は、1枚目に収録された曲の再録ヴァージョンで、メインストリームの王道をいくアリーナロック風味のテイストが光る、ポップ&キャッチーなハード・ロックの良曲です!ヴォーカルの声質や唱法がどことなくデビカバを想起させるので、サーペンス期のホワイトスネイクのようなメジャー感にも満ちていますね〜。
改めてストリーミングで通して聴くと、キーボードをフィーチャーしたメロハー的な要素も内包した楽曲はどれもよくできており、まさに隠れた良盤と言えるでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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