※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、レイジ・オブ・エンジェルズ(RAGE OF ANGELS)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『Rage of Angels』の1曲目に収録。
レイジ・オブ・エンジェルズというバンド名では、2010年代にメロハーバンドが登場していますけど、これは全く別バンドになりますね。87年にコネチカット州スタンフォードで結成された5人組のレイジ・オブ・エンジェルズは、元々ランソムというバンド名で活動し、いわゆるクリスチャン・メタルにおけるヘア・メタル系のひとつに数えられます。
コンピレーション作品への参加、3曲入りのデモ制作を経て、89年にカリフォルニアのクリスチャン系レーベル、リージェンシー・レコーズから、セルフタイトルの本デビュー作をリリースしました。
日本ではクリスチャン・メタルというだけで、どうしても色眼鏡で見られがちなところがあったのは否めず、多くの良質なバンドがスルーされていましたけど、本作も日本盤すらリリースされていません。
それでも改めてストリーミングで聴き直してみると、ストライパーには及ばずとも、日本で知られるホリー・ソルジャー、ガーディアン等といったメロディを重視した同系のバンドに決して引けを取らず、整合性のある一定のクオリティに達した80sらしいメタルを披露しています。
今回ピックアップしたアルバムのオープニングを飾る「Leave You or Forsake You」は、分厚いコーラスを伴ったフックのある耳馴染みの良い軽快なサビが光る、クリスチャン・メタル・チューンです!
ジャケットのダークなイメージで誤解されそうですけど、メタルバンドとしてのエッジとキャッチーなフィーリングのバランスも良く、ストライパー系の整合性と透明感のあるメタルが好きな方々には、十分に楽しめる1枚と言えるでしょう。
クリスチャン系はやはりメロディ愛好家にはしっくりくるバンドが多いので、ストリーミングで今後も色々探していきたいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!