※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック ・バンド、ガーディアン(GUARDIAN)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『First Watch』の1曲目に収録。
クリスチャン・メタルの先駆者、ストライパーの弟分的なバンドはいくつか浮かびますけど、このガーディアンはまさに直系と言える存在でしたね。デビュー作がストライパーのギタリスト、オズ・フォックスのプロデュースで海外のレーベルもストライパーと同じく、潰れてしまったエニグマレコーズでしたからね。
そういえば後年に、ストライパーのカヴァーEP『The Yellow and Black Attack Is Back!』まで発表してました。こちらもストリーミング解禁されています。ジャケも本家そっくりで面白いですよね。
ガーディアンは82年にLAで、唯一オリジナルメンバーとして現在も在籍するデヴィッド・バック(B)とポール・カウレイ(Vo,G)らを中心に、FUSION名義で結成しました。その後、メンバーの友人がストライパーの関係者だったことでエニグマを紹介してもらい、85年に契約。当社は7文字の「GARDIAN」だったようですが、8文字のスペルに変更されています。
結局、デビューは89年になるのですが、オズがプロデュースしたことで、わかりやすいほどにストライパーチックなサウンドに仕上がっています。分厚いコーラスや全体の堅いスネアの音など、楽曲を含めた全体の質感が驚くほどに似通っていますね。我々日本人には理解しにくいですが、当然歌詞の世界観も含めてなんでしょう。
アルバム後半の疾走メタル2曲も大好きなんですけど、今回ピックアップした「I'll Never Leave You」は、典型的なギターリフをはじめLAヘアメタルらしさを全開に漂わせた、ミッドテンポのハード・ロック・チューンです!
ヴォーカルの唱法と声質がドン・ドッケンぽいので、自ずとドッケンの同型曲をイメージさせますね。それにしてもリードギタリスト、トニー・パラシャスのたっぷりとディレイをかけた伸びのあるギタープレイが最高ですね!テクニックもメロディセンスもキラリと光るものがあります。
次作はよりメロディアスは方向にシフトし、これまた良作に仕上がっていますので、また別の機会に紹介したいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!