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【楽曲紹介】シャウト(SHOUT)「Never Stop」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。

 

アメリカのハード・ロック ・バンド、シャウト(SHOUT)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『It Won't Be Longの1曲目に収録。

 

ジョシュアに在籍したケン・タンプリンを中心に、87年に結成されたクリスチャン・メタル・バンド、シャウト。ケンといえばソロ作を多数リリースし、どちらかといえばギタリストのイメージが強いんですけど、ヴォーカルコーチとして学校を作るなど、むしろシンガーとしてのキャリアが上なんですね。

 

最近ではユーチューバー!としての肩書もあるようですが、このシャウトではシンガーとギタリストとしての立場に加え、プロデュース、全曲のソングライティングと、まさに中心人物として、まさに八面六臂に手掛けています。

 

いわゆるクリスチャン・メタルとしては、80年代の2枚のアルバムのジャケットに写る、モリモリヘア具合の風貌からわかるように、同じクリスチャン・メタラー、ストライパーにも近い、メロディ重視のいかにも80sなヘア・グラム系のメタルを標榜していましたね。

 

方向性としてはドンピシャ好みなものの、楽曲にしてもプレイにしても、ケンのギタープレイと同様に(汗)あと一歩というか、ちょいとツメが甘い点は否めません。。当時、専門誌のレビューで必要以上にぶっ叩かれたのは、そうした側面を突かれたのでしょう。

 

とはいえ、今の時代に改めて聴き直すと、ツメの甘い印象こそ正直変わらないものの、良いメロディがところどころに飛び出しますし、散見される捨て曲以外を聴いていけば、2作とも十分に楽しめるはずです。2作目には1曲だけマーティ・フリードマンをはじめ、多数ギタリストが客演した楽曲もありますね。

 

今回ピックアップした「Never Stop」は,、デビュー作のオープニングを飾る、キラキラシンセが彩り80s感を強烈に与えてくれる、キャッチー&ポジティヴフィーリングのメロディアス・ハード・ロック・チューンです!

 

ソウルフルなヴォーカルスタイルで、2枚目ではデビカバ度がアップするケンですけど、ここでは比較的ストレートな歌唱で、何といっても分厚いコーラスアレンジがどの曲でも実に心地よいですね~。

 

当時2枚とも日本盤が出ており、レーベルは今はなきファンハウスだったんですね。シャウト自体もシンプルなバンド名が災いしたのか、その名称で権利関係の問題が発生し短命で終わってしまったのは残念でした。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Never Stop

Never Stop

  • Shout
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes