※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
オランダのヘヴィ・メタル・バンド、エロイーズ(HELLOISE)が、1985年にリリースした1枚目のアルバム『Cosmogony』の1曲目に収録。
風車とチューリップの国(古過ぎる認識ですかね笑?)オランダは、HM/HRファンにとっては、ヴァン・ヘイレン兄弟の生まれ故郷のイメージがありますが、伝説のダイナモオープンエアフェスなんかも連想してしまいます。
バンドでいえば、ヴァンデンバーグが一番ポピュラーなんでしょうが、それに続く存在として注目されたのが、このエロイーズでした。カタカナ表記すると、どうにもエロい(笑)バンドに聴こえますけど、美しいメロディを重視した正統派のメタルを標榜していました。
とりわけ、斜めになった立体的ロゴマークのジャケットが印象的なデビュー作は、強力なニューカマーとして輸入盤マニアに当時注目された一枚です。ところが、本国ではメジャーからのリリースにも関わらず、日本盤はなぜか出ずじまい。。、
結局、後年の98年になってマニア向けに日本盤化されるという恵まれない運命にありました。よりメロディアスになった次作の内容も悪くなかったですし、当時日本デビューしていれば、もう少し日本のメタルファンに認知されるバンドになったはずです。
今回ピックアップした「Cosmogony」は、タイトル曲にしてオープニングを飾る正統派メタルチューンです!「We are、We are 〜!」と、高らかに歌い上げるメタルアンセム的なサビメロが、かなり耳に残りリピされますね〜。
ヴォーカルがHM/HR系らしいパワフルに歌い上げるタイプではなく、いい意味で優しく丁寧にメロディを紡いでいく歌唱に終始しているのも、エロイーズならではの個性を醸し出しています。それでもエッジの効いたリフとネオクラ〜中東旋律風味を奏でるギターが、メタル感をしっかり感じさせてくれるでしょう。
時代の狭間で日本のマーケットに浸透しなかった隠れた良質バンドとして、再評価していきたいですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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