※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
ブラジルのヘヴィ・メタル・バンド、ダーク・アヴェンジャー(DARK AVENGER)が、1995年にリリースした1枚目のアルバム『Dark Avenger』の1曲目に収録。
1993年にブラジルの首都、ブラジリアで結成されたダーク・アヴェンジャー。バンド名からセパルトゥラに代表されるエクストリーム系のメタルバンドと思いきや、ヴァイパー、アングラに代表されるメロディック・パワー・メタルのテイストを兼ね備えた、正統派のメタルバンドでした。
結成から程なくして早くもデビューフルアルバムとして、本国でリリースされたのが本作でした。ブラジルオンリーにつき日本ではダイハードな輸入盤マニアくらいしか耳にできなかったわけですが、それから5年後、イタリアのスカーレット・レコーズがライセンスディール結び、燃え盛るライオンのジャケットに差し替えてヨーロッパでもリリースされました。
さらに、このスカーレットヴァージョンが日本でもライセンスされて、同年に日本盤化としてリリースされたわけですね〜。キャリアの浅い時期にレコーディングされ、さらに発売から5年が経過した音源ということで、未完成で稚拙な部分が目立ったのも事実ですが、あくまでも正統派のメタルをベースにしながらも、ブラジルのバンドらしいメロディを導入したサウンドの方向性は、魅力的に感じられました。
疾走メロパワの「Who Dares to Care」やメイデン色の強い「Madelayne」辺りも好きなんですが、今回はオープニングを堂々と飾る、ミッドテンポのドラマティックな正統派ヘヴィ・メタル・チューン「Armageddon」をピックアップしました!
イントロがメタリカの「Creeping Death」そのまんま!なのは目を瞑りましょう(笑)。メンバーのパフォーマンスはまだまだ未熟ですし、曲展開もツメの甘さが目立ちますが、メロパワに寄りすぎることのない、80sUSメタルやNWOBHMの雰囲気も醸し出す、王道のメタルにフォーカスしているのがいいですね。
その後、2001年の2枚目リリース後に解散。2014年に再結成後の2枚の作品では、よりプログメタル寄りのアプローチをしています。この辺りもストリーミング聴けるので追ってみるのもいいでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!