※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、CJSS(シー・ジェイ・エス・エス)が、1986年にリリースした2枚目のアルバム『Praise the Loud』の7曲目に収録。
メンバー4人”Chastain, Jinkens, Sharp, & Skimmerhorn"の頭文字を取って名付けられたCJSS。Cのシュラプネルの速弾きギタリスト、デヴィッド・T・チャスティンは、以前紹介したバンドのチャスティン、ソロ、さらにCJSSと、ほぼ同時期にリリースを連発していました。
ほかにも関連でレザー名義の作品なんかも加えると、どれがどれだかわからない状態にでした(笑)。実際、ソロはともかく、音楽性の面でもどこまでも正統的でどんよりしたパワーメタルという点では差異は見られず、当時はひたすらに同じような作品を次々とリリースされた印象でしたね。
チャスティン関連の多くの作品は、なぜか専門誌で高評価を受けていましたし(汗)、当時日本盤を買ったHM/HRファンは意外と多かったのかもしれません。CJSSも本作が日本デビュー作として、当時VAPからLPがリリースされています。
今回はメタルタイトル括りということで、「Metal Forever」をピックアップしました!プライマル・フィアのタイトルから”is"を抜いただけですけど、こちらの方が先ですね~。サウンドの方は、”ヘヴィ・メタルです、以上!”の一言で終わりたくなるくらい(笑)、何の変哲もないチャスティンらしいメタルワールドが展開されています。
チャスティンの弾ききれていない(汗)スリリングな速弾きや、ドタバタとしたリズムなど、B級USメタル風味全開のメタルアンセムになってます。ディスってるようですけど、決して嫌いなわけではなく、むしろここまでど真ん中でケレン味のないメタルをたま~に聴くと、不思議と心が洗われますね(笑)。
本作はApple Musicだけで解禁ですが、こうした化石のように扱われがちな音楽を、後世に気軽に伝えられるのはストリーミングの魅力だと改めて実感します!
ぜひ、一度聴いてみてください!