※80sを象徴する音楽、産業ロックのあれこれを紹介していきます!
アメリカのロック・バンド、 REO スピードワゴン(REO SPEEDWAGON)が、1982年にリリースした1枚目のアルバム『Good Trouble』の1曲目に収録。
80年代以降は、産業ロックの代名詞として語られてきたREOですが、70年代はアメリカン・ロックの王道を行くサウンドを奏でてきました。ツアーに明け暮れライヴバンドとしての地位は確立したものの、一向にブレイクしない汚名を着せられたんですね。
ところが、アルバム『Hi Infidentity〜禁じられた夜』の特大メガヒットで状況は一変。今度は良くも悪くも、売れ線狙いの汚名を着せられてしまいます。当時、全米チャートを紹介するラジオ番組などでも、常に上位にランクインしてのが強く印象に残っていますね。何せ、ジョン・レノン「Double Fantasy」を抑えて1位を獲得し、1000万枚超のセールスを記録したんですから凄い偉業です。
そんな大ヒット後、色んな意味で注目された本作は、前作に及ばないという否定的意見もありますけど、円熟味と安定感を増したソングライティングが光る作品は十分評価できるでしょう。前作のジャケに写登場したホテルの部屋が荒れ果て、翌朝に掃除しようとしている、連続性のあるアートワークが実にユニークですよね。
今回ピックアップした「Keep the Fire Burnin’」は、シングルカットされ、全米7位を獲得した快活なハード・ポップ・チューンです!弾けるようなケヴィン・クローニンの唯一無二のハイトーンヴォイスと、リズミカルでピアノロック的なニュアンスのあるプレイが、聴くたびに心を弾ませてくれますね〜。
ハード・ロック的な視点でいえば、レスポールといえばこの人!の一人である印象が強い、ギタリストの故ゲイリー・リッチラスの味わいあるプレイが、甘いだけでなく楽曲にエッジと深みを与えています。
ストリーミングでは、生粋のライヴバンドたる姿を彷彿とさせる、ライヴ仕立てのMVも楽しめます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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