※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ジューダス・プリースト(JUDAS PRIEST)が、1990年にリリースした12枚目のアルバム『Painkiller』の5曲目に収録。
発売された50周年記念アルバムにちなんで、今週は個人的にリアルタイムで聴いてきた80年代以降のジューダスのアルバムから、有名曲以外を1曲ずつ選んでいます!
連日ご紹介してきたジューダス関連の最終日は、最も人気の高いアルバムのひとつ『Painkiller』からです。タイトル曲を初めて聴いた時の衝撃、発売に伴うジャパンツアーの感動と、約30年も前の出来事なのに、昨日のことのように心に刻まれていますね。
80年代を怒涛の勢いとコンスタントなリリースラッシュで駆け抜けてきたジューダスが、次世代を突破する勢いで創り上げた究極のメタルアルバムだけに、ストリーミングで今聴いても、全く古さを感じさせません。
このジューダスを若返らせた大きな要因のひとつが、スコット・トラヴィスのドラミングであるのは明確でしょう。タイトル曲同様に、スコットの凄みが特に注入された楽曲が、今回ピックアップした「Metal Meltdown」です!
もはやパワー・メタル的な高速の2バス連打を駆使するスコットのプレイは、ジューダスの伝統的なヘヴィ・メタルにハイエナジーを注入し、より現代風で密度の濃いサウンドの構築に成功しています。スコットに触発されるように、グレンがちまちまとした(ちょっと危うい汗)スウィープを連発しているのもオツですね〜。
面白いのがロブのヴォーカルメロディで、AメロBメロでは、凄まじい金切りシャウトを披露しているのに、サビで通常のように高く上がらずに、中低音でちょっと怪しげに歌い上げるという、珍しいパターンになっています。
そういえば、この『Painkiller』のベースパートは、イアン・ヒルでなく、ドン・エイリーがムーグのベースで弾いていた!というなかなか衝撃の事実が昨年明らかになりましたね。そういうつもりで再度耳を凝らして見たんですが、全くわかりませんでした〜笑。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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