※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュメタルを紹介していきます。
ドイツのスラッシュ/ パワー・メタル・バンド、 ヘッドハンター(HEADHUNTER)が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『Parody of Life』の1曲目に収録。
ジャーマン・スラッシュの重鎮、デストラクションからは、今やオリジナル・メンバーのマイクも脱退し、結局シュミーヤだけが残ったわけですが、このシュミーヤによる新バンド、ヘッドハンターが生まれた当時に、こうした未来が訪れるとは、全く想像できませんでしたね〜。
音楽的な方向性が合わずに、シュミーヤがデストラクションを電撃脱退し、日本では華々しくヘッドハンターがプロモーションされてぶち上がったので、将来に両者が交わる未来がくるとは、まさか夢にも思いませんでした。
当時のデストラクションは、音楽性を変えた新作で微妙な評価でしたし、やはりシュミーヤの存在感は大きく、必然的にヘッドハンターへの期待は高まりました。そうした声に答えるべく、十分に及第点を与えられるデビュー作に仕上がっていましたね。
よりパワー・メタル寄りのスラッシュなんですけど、デストラクションよりは洗練されているというか、スマート・スラッシュ(笑)みたいな印象がありました。シュムーデル(G)とのフロントもクールなイメージでしたし、サウンド面では名手ヨルグ・マイケル(Ds)の安定感は、トリオ編成の幹として大きかったでしょう。
今回ピックアップした「Parody of Life」は、カントリー、バンジョー風のイントロを切り裂くようにブチかまされる、激走スラッシュ・チューンです!このチマチマとしたリフ(笑)の刻みが、何ともいい塩梅で、脳内リピートされてしまいます。
ヘッドハンターの初来日公演も思い出されますけど、確かこの曲を演奏したとき、すぐにPAがぶっ飛んで、イントロから演奏し直したのを何となく記憶してます。イントロからご丁寧にやり直したはずで、今思えば珍しい状況でしたね(笑)。
そういえば、当時の日本盤はジャケットが間に合わなかったのか、真っ黒のままで発売されて、のちにリリースされ直してましたし(笑)、今の時代ならあり得ないようなことも、色々と巻き起こったバンドでした〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!